「ちゅー、する?」って言いながらじいっと見てくる諸伏に「っ、な、なんで、そんな事きくの…」って香澄ちゃんがじわじわと顔を赤くする。「香澄ちゃんの嫌がること、したくないもん」って言いながら手をぎゅっと繋いで絶対に逃がさないぞ、って雰囲気マシマシで見てくるから逃げられない。
「……す、る」って香澄ちゃんが小さな声で言えば「あはは、顔真っ赤だ」って笑いながら頬に手を添えてちゅって唇が重なる。そのまま鼻先をすり、ってこすり合わせるようにしてまた唇が重なって、ゆっくり、ゆっくり、キスが深くなっていく。
「ごめん、俺の方が我慢できなくなっちゃった」って困ったように笑いながら唇に噛みついて、呼吸すら奪うような深いキスに溺れる。散々味わった後に「嫌じゃない?」ってしょんぼりしながら聞いてくる諸伏に「きかない、でよ…っ、」って香澄ちゃんが真っ赤な顔でぷいっとそっぽを向く。
「い、いやだったら…するって、いわないもん」って震える声で言う香澄ちゃんに「ね、顔見せて」って諸伏が声を弾ませるから「〜〜ッやだ!」って香澄ちゃんが顔を隠そうとする。
「俺もやだ。ねえ、お願い」って香澄ちゃんの手首をきゅうっと掴んだ諸伏が顔を覗けば真っ赤な顔で泣きそうになってるから、堪らずごくりと唾を飲み込んじゃう。「俺のこと、大好きって顔してる」って嬉しそうに頬を緩ませて、どろりと目の奥に欲を宿した諸伏が香澄ちゃんの唇にもう一度噛み付く。
かわいい、すき、あいしてる、ってキスの合間に何度も、何度も繰り返す諸伏のせいで、頭も体も心も。何もかも諸伏から離れられなくなっちゃって香澄ちゃんも「すき、すき…っ、」ってずっと言ってるよ。