なんでおこしてくれないの

朝起きたら萩原がまだぐっすり眠ってるからそうっとベッドを出た香澄ちゃんがリビングでくつろいでたら目を擦りながら起きてきた萩原が「おこしてよ…」って抱き着いてきて「おはよ」って笑えば「んん…おはよ…」って肩口に頭をグリグリ押し付けてくるから可愛くてくすくす笑っちゃう。

「なんでおこしてくれないの」ってもごもご文句言ってる萩原に「だってぐっすり寝てたから」って返したら「おきたらいなくて、びっくりしたんだけど」って不満そうな声で萩原が呟く。「ごめんごめん」って笑って頭をぽんぽんって撫でたら満更でもなさそうな顔で頭を撫でられてるから益々笑っちゃう。

「コーヒー飲む?」って言ったら「んー…」って唸ってるから「お水にする?」って聞いたら「んん…」って唸ってて「まだ眠いの?」って香澄ちゃんが楽しそうに笑う。

「香澄ちゃんがおきるのはやいからじゃん…」って香澄ちゃんの隣に座った萩原が言うから「眠いなら寝てたらいいのに」って頭を撫でれば「香澄ちゃんいないからやだ」って萩原が唇を尖らせる。

香澄ちゃんの手をぎゅっぎゅっ、って握りながらぼうっとテレビを見ている萩原の隣で香澄ちゃんもテレビを見ていれば、肩にぽすっと萩原の頭が乗っかってくるからそっと顔を覗き込む。

目は開いてるけど、今にも寝ちゃいそうな目をしてるから「膝枕はいかがですか?」って香澄ちゃんが自分の膝をぽんぽんって叩けば「おねがいします」って頭を下げた萩原が香澄ちゃんの膝の上に頭を乗せる。

さらさらの髪の毛を梳くように撫でてあげれば、萩原は香澄ちゃんの手をぎゅっと握ったまま目を閉じる。すぐに寝息が聞こえてくるからテレビの音量を少しだけ下げて萩原の頭を撫で続ける。

二人で一緒に出掛ける休日も好きだけど、こうしてお部屋でゆっくりするだけの一日もいいなぁ…と思いながら萩原の寝顔を見ている内に香澄ちゃんもうとうとしてきてしっかり二度寝しちゃうし、次に起きたらお昼過ぎになってて二人で笑いながらお昼ご飯を食べる事になっちゃうね。
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