それはもう辞めにする

外で会ったら知らない人のフリをしてって言われてたから言われた通りにしたのに「…ごめん。やっぱりあれ無しにしよう」って降谷に言われて「どうしたの?」って首を傾げたらぎゅうううって抱き締めて肩口に顔を埋めた降谷が「君に、他人のフリをされるのが耐えられない」って言ってくる。

「ふ…っふふっ…」って思わず笑ってたら「何笑ってるんだよ」って不満そうに言われて「だって、零くんなんか子供みたい」って我慢できずに声を上げてあはは!って笑ったら「しょうがないだろ。目が合ったのに話しかけてくれないし、目も逸らされるし、声かけたら初めましてって言われるんだぞ」ってわなわな震えてる。

「だって零くんが他人のフリしてって言ったんじゃん」って言えば「〜〜ッだからそれはもう辞めにする。君は、安室の古くからの友人で僕と仲良しってことにする」ってぶすっと頬を膨らませるから「ほんとにそれで大丈夫なの?」って思わず苦笑いしちゃう。

「あ、香澄さん!お久しぶりです!」ってめっちゃ笑顔で話しかけられて「久しぶりだね、透くん」って笑って返事をすれば、本当に嬉しそうな顔で微笑んだ降谷をコナンや蘭がすごい顔で見てるから苦笑いしちゃう香澄ちゃんがいる。

「…安室さんの、知り合い?」って首を傾げるコナンくんに「うーん、厳密には違うかな」って降谷が悪戯っ子みたいな顔で笑って「昔からの友人で、僕の片思いの相手だよ」ってとんでもない爆弾を落とすから、香澄ちゃんもびっくりだし、皆もびっくり。
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