それ私行っていいの?

「紬っち!この後ちょっと会えないっスか?」って黄瀬からの連絡に目をぱちぱちと瞬かせた紬は戸惑いながらも了承の返事をした。やって来た近くのマジバーガーで「あ!紬っち!こっちこっち!」って大きく手を振る黄瀬の席には何故か青峰と桃井もいて、益々紬の戸惑いは大きくなる。

「…なんの集まり?これ、」って混乱しながらも桃井の隣に腰かければ「紬ちゃ〜ん!待ってたよ〜!」って桃井がぎゅっと抱き着いてくる。「1月31日、空いてるっスか?」って黄瀬の言葉に「31日?何にも無いけど…なんで?」って首を傾げれば「テツくんの誕生日なの!だからプレゼントも兼ねて、皆でバスケしようって話してたんだ!」って桃井が楽しそうに笑うからなるほど、って納得。

「…えっ、それ私行っていいの?」ってきょとんとした紬に全員が呆れたような顔をして「お前、それマジで言ってんのかよ」って青峰の言葉に「えっ、えっ…?だって、」って言葉に詰まった紬の腕をぎゅううっと抱き締めた桃井が「行っていいに決まってるじゃない!ていうか紬ちゃんもいなきゃダメ!」ってぷんすこ怒る。

「じゃ、じゃあ…行く、」って嬉しそうに、安心したように、ふにゃっと笑った紬に桃井が嬉しそうに笑って「あのね、あとはむっくんだけなの。今作戦会議中なんだよ」って話始めるから「そうなんだ。紫原の性格だと面倒って言いそうだね」「そう!そうなの〜!だからどうやって誘おうか皆で考えてたの!」「中々難しそうだね」って2人笑いながらノートを覗き込む。

そんな2人の姿に青峰はふっと表情を緩めてから、隣の黄瀬がやたらと静かなことに気が付いて視線を向けて、それはもう大層後悔したと言う。愛おしいものを見るような、そんな優しくて、甘くて、思わずこちらが眉間に皺を寄せてしまうほどに蕩けたような顔。

「……惚けてんじゃねーよ、バカ」「あでっ、何するんスか!」「顔でれっでれじゃねーか。そんなに好きならさっさと告、」「だーーー!?!?わーーー!?!?バカっスか!?アンタ、アンタまじでバカっスか!?」「あぁ!?」って突然言い合いを始めた2人に桃井と紬がきょとんと首を傾げれば「な、なんでもないっスよ〜!ささ、2人はお話続けてOKっス!青峰っちはちょっと黙って、もう喋んないで」って黄瀬が騒ぎ出す。

「楽しみだね、紬ちゃん」って笑った桃井に「うん、たのしみ」って紬もふんわり笑うから、青峰と黄瀬の表情も釣られるように緩む。「よーし!何としても紫っちを東京に呼び出すっスよ!」「そうだね!頑張るぞー!おー!」って楽しそうに張り切る黄瀬と桃井の姿を見て「わたしも、考えるね」って紬も楽しそうに笑った。
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