tori


28※R15


※性的描写あるので、苦手な方はスルーして下さい。


ギョクレンの指が竜也の臀部の丸みを厭らしい手つきで揉み始める。

「っ!…っ、ゃ…あぁ!」

びくりと竜也の体が揺れれば、ギョクレンの腕の力が強くなり、より密着するように抱き締められる。
すりすりと硬く骨ばったギョクレンの指が自分の精液で濡れた後孔に辿り着く。
淵に円を描くように指で確かめ、ギョクレンから荒い吐息が洩れる。
その瞬間、目の前にいる男の顔を見て、あ、と思った。
中性的な綺麗な顔には似つかわしくない、ぎらりとした獣じみた表情。

(っ、…何で……?)

まるでこれでは己に欲情してるみたいではないか。
どきりと心臓が跳ね上がり、傷だらけの顔と隻眼で隠れてない方の瞳と視線が絡まる。
情欲を隠しもせず、熱に浮かされたようなそれが色気をぶわりと放った。
きゅんと下半身に重くのりかかる甘い疼き。
こんなのおかしい。
間違ってる。
そう思うのに、目の前にいる男の視線から逃れられない。

「っ…!?」

ギョクレンから目が離せないでいれば、ぐりっと下半身に硬いものが当たる。

「んっ…」

甘い声が洩れ、慌てて歯を食い縛る。
それを逃がすまいとギョクレンが穴があく程に見つめてくるではないか。

「っ、…ぁ、」

何か言葉にしようとするも竜也の口から言葉らしいものを発する事は出来なかった。
それさえも食い入るように見つめ、熱く甘い視線にどうしたら良いのかわからずにいた。
そうしてく内にどんどん指は菊門の表面をふにふにと押しては擦り始める。

「っ!、ぁ…っ」

媚香を嗅いだ体には酷でしかなかった。
再び熱を持ち始める竜也の竜也。

(あ、待って…!そこ、ダメなやつ…!)

竜也は慌てて体を捻り、抵抗するもギョクレンはびくともしない。
それ所か、空いたもう片方の指が項をするすると撫でるではないか。

「んんっ…」

ぞくりと全身が戦慄するような、何とも言えない感覚に陥る。
その動きが何とも言えない。
まるで愛おしむ者に向けられたようで、頭の中が真っ白になった。
いつまでも感触を楽しむかのようなそれ、その擽ったさに竜也の体が更に震えていく。
無骨な指なのに、触れ方はとても優しいくてそれでいて性的なものだった。
ずくりと治まった筈の熱が再び溢れ出す。

「あ、っ…」

竜也の耐えるように目をぎゅっと瞑り、驚いた瞬間に大きく見開き、動揺に揺れる瞳。
涙で潤んだ真っ黒な瞳はまるで宝石みたいで美しいではないか。
ギョクレンはほうっと竜也に見惚れ、朱色に染まる頬が自分のもたらしたものだと思うと気分が高潮するのだった。

この目の前の少年を己だけのものにしたい。
今すぐにでも娶り、他の誰にも触れさせないよう昼夜問わず獣のように交わり、孕ませたい。
早くあのいけ好かない青年を自らの手で葬り去り、誰も知らない土地に2人で住もう。
そして、この穢れを知らぬ、純真無垢な体を自分色に染めて、己無しでは満足出来ないふしだらで厭らしい男にしたい。
そんな浅はかな人間らしい本能に理性が覆い尽くされる。

「ひ、ゃあ、ぁ…!!?」

竜也の精液を指に絡ませ、ずぷりと挿入した太くごつごつとした指。
狭く熱い内壁の感触。
それは未開通であると物語っていた。
無意識にギョクレンの口角が上がり、舌舐りをする。

「ぃ、あっ…んっ」

圧迫感の中に存在するずくりとした疼きが腹の奥を刺激する。
もう何が何だかわからなくて、体が小刻みに震えた。
そしてゆっくりと1本の指が上下に動き出せば、脳天が痺れる程の甘い疼きが甦ってくる。
白夜鬼により解された肉壁。
じゅぷじゅぷと自らの体液と鬼のもたらした液体が混ざり、ジゼルにされていた時よりも激しい快感が襲ってきた。

「あっ、ぁん…っ、ひぅ、ゃ…ぁぁ!」
(気持ち良い、あ、これ、ダメ…!本当におかしくなるっ…!)

竜也は自らギョクレンに腰を押し付けるようにして、動き始めた。

「っ!?」

それに驚いたのはギョクレンだった。
目をこれでもかと大きく見開き、揺れる腰を凝視する。
そして竜也の蕩けてぐずぐずになった顔を見て、心臓が止まる程の衝撃を受けた。
まるで誘うような流し目に、熱く欲望を隠さない涙に濡れた黒く綺麗な瞳。
赤く色づいた唇から見える、厭らしく蠢く舌先。
まるでキスをねだるかのようなそれに、思わず貪りついた。

「ふ、んんっ」
「っ」

性急なまでの口付け。
互いに初めから舌を絡ませ、何度も激しく求め合った。
指を激しく動かせばこりっとした固いものに触れる。

「ひぁあぁ!!?あっ、あっ…!」

びくりと竜也の体が大きく痙攣し、そこが前立腺である事に気付く。
いつもそこを中心にしてやれば抱いた男達は嬉しそうによがり、腰を振り、踊るように狂う。
あれが下品で嫌だった筈なのに、竜也の乱れる姿はギョクレンの下半身を熱くさせ、気持ちを昂らせるだけだったのだ。


2026.04.07

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