tori


8※R15


※R15っぽい性的表現あるので、苦手な方はスルーして下さい。3Pっぽいかもしれない。


何故か風呂に入るよう促され、嫌がる柳に対し、このまま軟膏塗られるのと、風呂に入ってから塗られるの、どちらが良いと聞かれ、風呂に入ってからの方が清潔だろうと真面目に答えたのが運の尽き。
両方嫌だと言っても2人がかり、しかも巨体な男達に適う筈もなく、柳は速攻諦めたのだった。
逃げる事を。
只今、バスタオル1枚を腰に巻いた状態で玄心と真琴によりサンドウィッチされている。
前には真琴、後ろには玄心。

「え?何かこれって、おかしくない?」

柳は冷や汗をかいて、苦笑いして2人の顔を見る。

「今日はげんちゃんもアタシも引く気ないから、2人で塗ろうって決めたのよぉ〜」
「ええ、本来ならば私以外の男に触れさせるなんて許せませんが、真琴は副隊長ですからね…。柳くんに触れて良いのは隊長と副隊長だけと決められておりますので…」

玄心がにこにこと微笑むが、誰が決めたのと柳がツッコミを入れたのは言うまでもない。

「じゃあ、始めましょ〜」

そう言って、真琴が柳の首に巻き付いた。
そして、そのまま柳を抱きしめたままベッドに寝転んだ。
すると跨るような体制になり、真琴を真上から見下ろしたのだった。
普段ない光景に、柳は目を白黒させる。
上から見下ろす真琴の美しさといったら、言葉に出来ないものだった。
女性らしくはないのだが、センター分けにされた長い前髪がベッドに流れ、整った綺麗な顔が目の前にある様は神秘的な何かを思わせる。

「え、…ちょっ…!?」

柳が慌てれば、首に回った腕に力がこもる。
急に引き寄せられたかと思えば、真琴の顔が段々と近づき、気づけば唇同士が触れ合っていた。

「!?」

ちゅっと可愛らしい音がしたと思えば、真琴が幸せそうに目を閉じた。

「んふ。なぎちゃんの唇もらっちゃったぁ〜」

頬を染めて喜ぶ真琴。
それを玄心が羨ましそうに見下ろす。

「おおおっ…!?」

柳はびっくりして飛び起きたが、それを真琴により阻止され、再びキスされる。

「んっ…」

今度は奪うような口付けになり、真琴が柳の唇を何度も舐めた。
口を開けてと言わんばかりに何度もするものだから、息を吸うタイミングで唇を割られ、舌が咥内へと入って行く。
ぷちゅっと互いの唾液が絡まる音がし、柳の耳が真っ赤に染まる。
縦横無尽に動く舌が、上顎や歯列をなぞり、奥にある柳のものに絡みついた。

「んっ、ふっ…」

ちゅぱっと何度も粘着音が鳴り、耳がジャックされる。
もう両手で支える事が出来ず、ペタンと真琴の上に体重を乗せた。
互いの舌が絡まり、自然と柳も真琴に応えるよう舌を動かす。
それが嬉しかったのか、真琴がぐるんと体制を変え、柳に跨った。

「あ〜…もう可愛いっ、堪らな〜いっ」

興奮したように、柳の胸に手を這わせ、再びキスをする。
桃色の突起を摘み、指の腹でくりくりと刺激すれば、柳から甘い声が洩れた。

「ぁっ、んっ…」

びくびくと体を震わせる柳が愛しくて堪らない。
そのまま首筋に吸い付き、乳首を口に含もうとすれば玄心によって止められた。

「いけませんよ、真琴…。それ以上は許しません」

そう言って、真琴を引き離すと今度は玄心により抱きかかえられた。
浮遊感に驚く間もなく、再び唇を塞がれる。

「んっ…っ、ふっ、んん」

始めから舌が入り、貪るようなそれに柳は玄心に抱きつく。
もっとと言うようにすり寄る姿に、柳の心は愛しさで溢れかえった。
たが、それを面白くないと思うのが真琴である。
自分の時よりも柳が気持ち良さそうなのだ。
互いに舌を出して、何度も求めるようにキスをして、柳が蕩けた顔で玄心を見上げれば、堪らないといった表情で玄心が再び激しく口付けた。
2人の口付けを見せつけられ、嫉妬心が芽生える。
柳は自分だけのものなのに、玄心だけ狡い、と。
あんな可愛く求められたい。


2024.07.30

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