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あれから柳の本当の涙に気づかない4人は各々の葛藤と戦っていた。
まず玄心は永久と徹底的に戦い、永久はボロボロになるも一切手を出さず、玄心からの一方的な暴力にも関わらず被害届も出さないと。
この件は公にしないと誓う。
真琴は柳の肛内が傷ついてるのではないかと、医務室へと連れて行った。
ほとりはこの映像を流してしまった事への罪悪感で、気にした素振りは全く見せないものの、自己嫌悪に陥ってしまう。
そして玄心の部屋へと柳、真琴の3人でベッドの上で座っている現状だった。
「ごめん!あのさ、ちょっと色々な感情がバーってなっちゃって、情けない姿見せたよねっ」
柳が泣き腫らした目で、玄心と真琴に謝罪する姿は、何と健気なのだろうか。
2人の心を思っての事だとすぐにわかり、それすらも愛しく思えてしまう。
「いえ…、柳くん、私が早く親衛隊隊長になれていたら、こんな事…」
「そうよ〜、アタシ達がモタモタしてたから、こんな事になって、ごめんねぇ〜」
上から玄心、真琴の順番で話す。
そして本題へと移ったのだった。
「あのさ、保険医が言ってた通り、未遂だったし、俺、多分、貫通?っての?してないから…だから」
(貫通ってなんだよ!けど、処女?とか言えないって!!)
「ええ…、そうですね。柳くんは処女であると先生がおっしゃってましたね」
恥ずかしげもなく答える玄心。
それに柳は顔を真っ赤にさせた。
「でも、毎日軟膏塗らないと、入口付近たけ無理矢理弄られたから、傷だらけになっちゃったわよねぇ〜。可哀想、酷い事をするわぁ〜」
こちらも恥ずかしげもなく言うものだから、柳はたまったものではない。
嫌な予感しかしない。
「毎日、私と真琴で交代して軟膏を塗りますので、ご安心下さい」
慈悲深い笑みを浮べる玄心に、目眩を起こす。
「いやいやいや!!大丈夫だよ!!俺、自分で塗れるよ!ほら、ちょっと見てて!!」
そう言って、柳は2人に背を向け、お尻を突き出す。
そしてスラックス越しに肛門付近を触るもあと一歩と言う所で指が届かない。
「あれ?…えーっと、ちょっと待ってね!」
角度を変えて足を開き、女豹ポーズをするも体が硬くて届かない。
一生懸命やってる柳は全く気づいてないが、お尻をふりふりし、誘ってるかのように動かす様は何と言う厭らしさだろうか。
玄心と真琴が自らの口元を覆い、顔を真っ赤にさせているではないか。
「うーん?こうかな?こう??」
仰向けになり、M字開脚し、前から手を伸ばす。
何と言う悩殺ポーズだろうか。
さっきから一人で動いてるせいで、若干息があがり、焦りからか汗をかき、頬を赤く染めて玄心と真琴を何度も伺う様は情事を連想させるものだった。
桃色の唇から赤い舌が見え、上目遣いで見上げられ、今にも挿れてくれと言わんくらい開かれた脚。
「げんちゃん…アタシもう、ギブ。この子、駄目よ、小悪魔すぎるわぁ〜…」
真琴が体を震わせて、呼吸を荒げる。
「…これはさすがに頂けませんね。私達以外の人間の前でしないとは保証出来ないので、少々わかって頂きましょうか」
玄心がぺろりと自らの唇を舐める。
その舌の動きが妖艶過ぎて、目に毒だ。
「親衛隊として、体で教えてあ、げ、る」
語尾にハートマークが付いたのは言うまでもない。
小鳥遊柳の流されビッチ度上がったのだった。
2024.07.29
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