2300
詩か
星を食む者
おいでおいで
おとぎ話に帰る
嘆きの幻聴
それなりにアダージェット・寝息
サニーサイドに生まれ落ちたの?
レクイエムばかりじゃない
コンデンスミルク 10㎥
薄っぺらの計算上の闇
秘密の部屋でおまえと踊るよ
ホルマリン漬けの薔薇があればいいのにね
重なるγが運ぶ宝石のこと
シュー・ア・ラ・クレームに埋もれてる
あとはただハミングしているの
できるだけ遠い場所で待っていて
夜みたいに移ろうベリル
パトスの残骸を探す
望遠レンズ持ってどこへ
散らばるような宍色
ふしあわせな僕たちかな?
ネームレス・アイデンティティ
この星に心酔した無垢たち
踊り子は歩みと軌跡を確かめた
夢・うつつ・ハイブリッド
カオスでないまま眠りゆく
密やかな空白をうめる
組曲の静寂に差す
すこやか悪夢
善い蝴蝶
不完全な夜はここにあったのだ
さよならの意味を知らないぼくたち
面影、すべて燃やし尽くしてしまう前に
せっかちなきみには焦がした吐息を
お月さまなら何て言うのだろう
アルケスティスの言葉たちと遊ぶ
思念体の見る夢はもうおわり
レプリカにはもう飽きた
きっと壊れる前に顕れる身体
きみにも信じるに足る統合がある
許せなくても祈るよ
朱い飴だま転がして
きみはいないけれど
壊れた時計に秘める
出会うべき人の瞞し
ひるなかの人類愛にも似て
『誰かを愛して』、あなたはそう言ったの
私が花を育てたら
あの手この手でうかべるカシオペアの水面
ステネロスとすれ違う春に
忘れたいのは本当だから
天国に続くロッカーの合鍵
Blow a Hole in a Meteor Stream
目まぐるしいシグナルを受信して
楔を打て
いびつなきず痕
通り過ぎた偽善
鈍色の有象無象
腐れ縁の魂と魂
拮抗して滅ばず
経血の縛
既視感に溺れて
唇噛んで、声を殺すの
健やかな愛情表現なんてない
その体温と無慈悲なスポットライト
きみのためならどんな嘘でも吐こう
窮屈な御包みの甘いエンドレス
愛護で塞がれたエトセトラ
獣でもテ・デウムをうたえるよ
纏わり付いて離れない愛楽みたいに
私の知らない愛について語ってよ
今日も無口で不幸せなアムピオン
きみから生まれ一人歩きする連想
ついぞ見たことのない逆光の栂桜
拝啓、がらんどうに償う人たちへ
さいごの夢幻劇がいざなう
ずっときみを探してた
安っぽい砂になり
散歩する夜長
郷愁あれ
糸くずまみれのプラネット
胸裏の星座はここにあったのだ
ブラックホールをカラメルと煮詰めた
ありし日の夢、海の水になって消えちゃう
まだ来ない夜明けの代わりに宇宙船が迎えにくる
雨宿りに透明
ニュートラル幻視
小規模な酔夢と溶ける
いっとう目映くみえる前夜
始まりも終わりもない閑静なら
葬るときだけ神話になれるの
とうに忘れた最果ての赤い靴
あかるい果樹園で泳いでいる
ワンダーランドを呼ばないで
アンナ・カレーニナはどこだ
毒の城
劣情学者
空腹に悪魔
用済み青年期
倫理的要求旺盛
温度計 / word / ↑