2400

なかよし・ロリポップ・スケープゴート
おしゃべりばかりの連想ゲーム
PMSは私を殺さない
溶けたホイップクリームは生ぬるいまま
がむしゃらに作ったトルテにほんの少しの毒をまぜる
いつからか八重歯がひどく痛むの
お花のおまじないはとうに忘れてしまった
天使みたいな清廉はきみに会うまでとっておく
誰にもバレず背伸びをしていたかった
宵のブランコ
きらいだよ、あなたの喉も心臓もピアスホールも
散々な日曜日に降り注ぐ
渦に焦がした愛を捨てた
蜃気楼とわくらばを思う
書き置きはいらないから
飼い慣らした逆再生
修正テープで救済を
コーピングの不自由
滅ばないぬるい脳梁
底なし沼はおしまい
いっとう遠い遊園地
深海魚はずっと同じ
漂着した春とキング
グッバイ・アップル
お月さまが白すぎて
最初で最後のハッピーエンド
魂発生学
追いかけてくる何かを憂えよ
横たわる透明人間に棘ひとつ
ぼくときみはわかりあえない
あたらしい息を吸う/吐く の
みなが待つ創造性について
時も空もどこでもない
ノイズに逆らって
流星の首飾り
永遠の幸福に毒を混ぜて
地面に残った花火
無知を抱け
清らかな闇をくれ
きみに言えない愛の言葉
あのワンルームで春を迎える未来があったかも
不可抗力で殴っておくれよ
水っぽい首肯と気怠い沈黙
テ・デウムと慈悲深き正論
ごめんなさいは君がまた現れたときのためにとっておく
従順な矛盾
楽園どこだ
秋めく屋上
心拍数踊る
雑草のよる
Old Future Never Die, They Only Fade Away
暮れゆく万有引力
焚書の果て
赤が褪色した人類
不必要に委ねる
策士策に泳ぐ
あしたの嫉妬
藤の色に演ず
血清を埋める
火にくべればちょうどいい浅い夢
めくるめく春と嵐にのせて
明滅する愛しき思念体
声高に愛を歌おう
人めく幻視よ
恵雨戯曲
場違いなくらい穏やかな獣
こんなにも澄んでいるのに
ありし日の白血球に寄せて
天国の酸性雨は甘いらしい
今更確かめてもただ剥き出しの心臓があるだけ
もうこれ以上は恐ろしい夢を見ませんように
きらきらのモラトリアムを取り返すよ
誰よりも永遠を恐れているひと
霹靂の如く私を攫っていったのです。
汗ばんで乾かない手のひらが世界を焦がした
不可抗力のUに健やかに抗っているの
簡単に捨てられるからとっておく
あなたはあなたを救わせない
透明な断罪者になるきみ
傾くたび不穏な様式
噎せ返る空想
私まだ、歩けるよ
マラカイトは軽やかに
オーカーのつま先
底なし沼の煙
いさな・ひとしずく
月に行ったあなたが好き
霊たちの祈りで花園にしたい
居眠りしている鼓動だけ
ぼくのかわいい日常

/