プロローグ

花と水の小さな町。

国の中心から離れたその町にはとても綺麗な歌声の娘がいた。娘は町の酒場で歌い、町の人は皆その歌声に酔いしれた。

歌姫が、魔王の手によって攫われた。

歌姫の幼なじみの少年は、歌姫を助けるために魔物の巣窟へと向かっていく。

魔物たちは様々な街で、悪さをし人々を苦しめていた。心優しい少年はそんな街を見ていられず、魔物を退治し、街を救った。
そんな、心優しい少年に惹かれた魔法使い、武闘家、戦士の3人は歌姫を救う手伝いをさせて欲しいと申し出る。少年は3人の仲間たちと、歌姫を救うために旅立った。

魔王を倒すために必要と

歌姫の攫われた魔王の城には凶暴な魔物。
玉座にゆったりと座る魔王は、大きな角と長い爪。怯むことなく少年は魔王に立ち向かう。

敗れた魔王は命を落とし、少年は城の中歌姫を見つける。

大きなベッドに眠る歌姫。
手を伸ばせば小さく動き、綺麗な目を開け少年を見つめる。

連れ去られた記憶さえ残っていない歌姫を、少年は優しく抱きあげ、自分の住む街へと帰った。



魔王の城から見事歌姫を救い出した少年は皆から尊敬された。
魔王が敗れた事により魔物の動きも大人しくなり、先100年、平和が訪れた。
その功績から、少年は勇者と呼ばれ、人々の心を明るく照らし続けたのだ。

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