デート!
今日は公休日。
久しぶりに二人で出掛けようと、前々日から話をしていた。
私もタウもレファンドス内では、顔を知られきっている。
だから、二人で出かけても変な噂を流されることはないだろう。
と、いう事で街へ私服デートしようと約束した。
休みの日でも朝練を済ませたタウが、私の寝顔を見つめていたらしい。
目を覚ますとベッドの縁でじっと見つめる瞳と目が合った。

「おはよう、ミコ。」
「…おはよ………ふぁ…ぁ〜…っっ…」
「大きな欠伸だな。無理をさせたか?」
「そ、そんなことはないよっ。」
「なら、良いんだが。せっかくのデートなのだから、腰を痛ませたかと思うと…」
「痛くないよ、心配しなくても大丈夫っ。」

いつも通りの時間に起きて、今日は少し凝った朝ご飯の用意をする。
まぁ…パンケーキを焼くだけなんだけど…
焼けるのを待っている間、背後に立たれて体を撫でられる。
朝からえっちな触り方をするなんてっ。
さっきまでやりすぎたかなって、気にしてたくせに…
焼きあがったパンケーキをお皿に乗せて、キウイとイチゴを添え、作り置きのベリーソースをかける。
ちょっと焼け気味だけど、お触りした代償ってことで…
ミルクティーをマグカップに注いで、二人でいただきますと言う。

「さて、どこに行きたい?」
「ん〜……タウは行きたい所ある?」
「私は少し調度品を見に行こうと思うんだが…時計ももう少しオシャレな物にしてみないか?」
「うん、いいね!じゃあ私も食器とか揃え直したいな。このコップだって随分使ってるし…」
「デートというよりは買い物だな。」
「私はタウと一緒なら何でも良いの。」
「そうか、私も同じだ。」

今更恥ずかしがる様なやり取りでもないが、お互いはにかむ。
手作りの甘酸っぱいソース美味かったな…
風船テーマの催しがある事はまだ内緒にしておこう。
少し位サプライズ感があった方が、楽しいに違いない。
普段着と違ってお互いを見繕ったコーデに着替える。
ミコ好みな私、私好みなミコ。
可愛らしい化粧も少し終えて、外へと出る。
敢えて手は繋がない、繋がなくとも寂しくはない。
ご機嫌に歩く歩幅に合わせて、少し活気づいてきた街を歩く。
見回りの兵が私達だと気づいて敬礼をしたり…
コソコソと私達の姿の珍しさに耳打ちする人達…
少し気になる場面もあるが…
楽しそうな姿を見ているだけで、こちらも楽しくなる。
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