休憩
「ふぁ〜…ちょっと疲れちゃった。」
「ここに座ろうか。飲み物を注いでくる。」
「ありがとっ。」
「メニューも何を頼むか、決めておくんだぞ。」
はしゃいで疲れてしまった私の代わりに、フリードリンクを取りに行った。
わぁっ、ここのお店すごく美味しそうなご飯がいっぱい!
どれにしようか迷っちゃうな〜
タウがこんなお店を知ってたなんて…誰から教えてもらったんだろう?
オレンジジュースを運んできたタウにメニューを譲る。
「私はこのドリアとハムサラダにするっ。」
「んー…私はバーガーにしよう…ナゲットセットで。」
「ふふ、いっぱい食べるね!」
「そ、そうか…?二人で分けるから、多くはないと思うが…」
「でもそのバーガー…6層重ねって書いてる。ハンバーグ三枚にそれぞれトマト、チーズ、レタス…すごい量!」
「ふ、普通だろう…?」
少し照れてしまったタウにニコニコする。
ウェイトレスさんに注文を届け、しばらくして運ばれてきた料理に目を奪われる。
トロトロに溶けたチーズがケチャップライスを隠す程乗っている。
コーンやお肉、小さな人参、エビ、マカロニがたくさん入っている。
一口欲しがるタウの口に1さじ放り込む。
今度、頑張って作ってみようかな…?
美味しさに絆されながら、あっという間に完食した。
ふぅ…と一息ついて、席を立つ。
会計は随分混んでいて、外で待っているように言われた。
うーん、美味しかったな〜、次はどこに行くのかな〜
「よぉ、かわいいお姉ちゃん。彼氏待ちか?」
「…!!」
「もしかしてそこに並んでる誰かかな?」
「えっと…」
「結構時間がかかりそうだね〜、ちょっと暇な間、俺らと喋らねぇか?」
「いや…あの……」
「いい店知ってるんだけどさ〜?教えてほしい?」
「えっ!いいお店?どんな所か気になります!」
「さぁさぁこっちですよ〜。」
じっと、見知らぬ男二人に声をかけられているミコを見守る。
と、背中を押されながら路地裏へと入っていった。
ミコ!!何故知らない人間について行くんだ!!
伝票と釣りなしの代金を先に置いて、消えていった方へ駆け出す。
まったく…警戒心が薄いな!
それにしてもあの者達は、彼女が誰だか分かっているのか…?
分かっていながら手を出したのならば、それは賞状を授けられる程の勇気の持ち主だ。
消えていった路地裏に入れば、壁に詰め寄っている男の姿が。
問題は起こしたくないが、救うためだ…仕方がない!
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