「晋太さん」
「うおっ!?」
「殺陣滅茶苦茶かっこよかった…」
「ん?んぁありがと!」
「パパが晋太さんお疲れ、って」
だからコレ、エナジードリンクとアイマスク。
「え、あ、ありがたいんだけど…」
「なんか疑ってます?」
「うん疑ってる」
「酷いな…」
「マサミが言ったてのは信憑性ある、が!」
「が?」
「アイマスクのキャラお前だろ」
「はて、なんのことやら……」
「で、エナジードリンク3本」
「大盤振る舞い」
「んんん、優しい蛍ちゃんの事だからコンビニのフェアが理由とか言わないよ、な?」
「アカン…手口バレバレ」
「そのリュックについてるキーホルダーが証拠だ」
「論破された…」
がくり、項垂れる私の頭上に晋太さんの手が置かれた。
「ありがとな!」
晋太さんは笑うと顔がくしゃっとなって本当に楽しそうに笑う人だ。彼の笑顔は他人までハッピーな気持ちにしてくれるから好き。
「晋太さん、晋太さん、お昼食べに行きませんか?」
「おーイイね!」
「がっつり牛丼がいいです」
「そーね、そのパターン…分かってたよ財布係ね…」
「違わない事もなくなくもないかな…」
「ふふ、いいよ。そんくらい、若者に出資だ!」
「おお…晋太さん太っ腹…」
「牛丼屋で喜んでくれるのお前だけだわ」
「晋太さんのオンリーワン?ですね」
「はいはい」
「一緒に写真撮りましょ」
「オッケー、いつものね」
「せーの!」
「「うっちゅーー☆」」