後ろから抱きしめる。
ぎゅっと抱きしめると仄かに甘いお菓子と苦い煙草の香りがした。
「…クビなんて怖くねーよ。
俺は他の野郎共がお前に手を出す方が怖ぇーよ」
銀八は首だけを振り向かせ、依泉の手をギュッと握った。
「それに俺のキャラなら大丈夫だからよ、クビのことは心配すんな」
『………うん』
依泉と銀八は目を合わせて笑う。
「…じゃあ、狼共に一喝した先生にちゅーして」
『…別に一喝する必要もなかったと思うけど……嬉しい』
触れ合う唇は愛を燃え上がらせる。
銀八が座る回転椅子がキィ、と音を立てた。
070813 next,アトガキ
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