後ろから抱きしめる。

ぎゅっと抱きしめると仄かに甘いお菓子と苦い煙草の香りがした。



「…クビなんて怖くねーよ。
俺は他の野郎共がお前に手を出す方が怖ぇーよ」


銀八は首だけを振り向かせ、依泉の手をギュッと握った。



「それに俺のキャラなら大丈夫だからよ、クビのことは心配すんな」
『………うん』




依泉と銀八は目を合わせて笑う。




「…じゃあ、狼共に一喝した先生にちゅーして」


『…別に一喝する必要もなかったと思うけど……嬉しい』






触れ合う唇は愛を燃え上がらせる。

銀八が座る回転椅子がキィ、と音を立てた。



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