Memento mori

メモ帳を浸して浮き出た文字を掻き混ぜる

琥珀 更新

HP連載 322話 323話 324話 更新しました

私は、沈まない /
What are you talking about ? /
帽子だけが 知っている

いつもの如く 追記は読了後にClick推奨です


322話 私は、沈まない : ボートに乗る描写には、ママのふたつの記憶が混ざっています。一つ目は入学したあの日のこと。ジェームズ、シリウスがママの決断に喜び、立ち上がった結果ドボン!もうひとつは、あの洞窟。レジーに背後から抱き締められて死へと向かって行きました。セドは、何だかどこかで聞いたことのあるような言葉を言ってくれる。今日は沈まない。今日は始まる日だから、終わる日じゃないから。私は沈まない。セドとリトル・ヴァル、ナチュラルにいちゃいちゃしてるけど出会ってまだ二日目。思春期になったら気まず過ぎて 普段通りに接することが出来なくなるやつ。

323話 What are you talking about ? : “ 何言ってんの? ” きっとママの口癖。バーンスタインだろうがブラックだろうが ABC順だととんでもなくはやく名前を呼ばれる。そしてこのシーン。十数年前に一度登場しています。お気付きでしょうか。過去と未来は一つの輪。

324話 帽子だけが 知っている : 頭に被る帽子だから、本人が自覚出来ない記憶も感じ取っている。そんなお話。リトル・ヴァルはママの生き写しのビジュアルが優先されがちだけど、間違いなくブラック家の女だから スリザリン。ブラック家もロジエール家も、トム・リドルの成分でさえスリザリン。在るべき場所、所属すべきコミュニティは、スリザリン。

しかし何よりも重要なのは、リトル・ヴァルには 【シリウス】がいないということです。ママは幼少期からの人格形成に そばに居たシリウスの影響をかなり大きく受けました。リトル・ヴァルを育てたのがシリウスなら、彼女は どれだけ上記の事実があろうとも間違いなくグリフィンドールを自分から選んだでしょう。リトル・ヴァルにはスリザリンを否定する理由がひとつもなかった。グリフィンドールに惹かれる理由が与えられなかった。母と娘の決定的な違いは、【シリウス・ブラックの存在があったか、なかったか】です。純血主義の危うさを、その闇の一面を。何一つ知らないままに まだ未熟な娘は蛇の巣に飛び込むことになります。
2022/05/23/15:06
Category : 更新履歴(琥珀)
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F.A.L