琥珀 更新
琥珀 390話 391話 更新しました
390 それでも父は、悪夢に愛を見出している
391 夜はお静かに
後書きにネタバレ。読んでからClick推奨
390「それでも父は、悪夢に愛を見出している」 : イメソン集のAfterlife(来世)を聞いてもらうと今回の父と娘の別れを少しドラマチックに感じることが出来るかも。何故、レギュラスも親世代ヒロイン(ママ)も、厳密に言えばアフターライフが無い、中途半端な離別なのに、親世代連鎖完結の頃からアフターライフと何度も記していたのか。実は、何百回、何千回もひとり人生の旅を繰り返している人がいます。レギュラスです。ママによって時間が現世と違う流れの琥珀の中で保護され眠り続けている彼は、無限にある(というか時間の概念すらない)空間で、妻と子と過ごせるはずだった未来を夢見ています。時折湖の底に降りてくるママに反応している描写もありますが、メインの意識というものはやはりコミュニケーションが取れるほどではありません。きっとリトル・ヴァルブルガが聞いた歌声やアドバイスは、彼女自身が生み出している「記憶と、それから作った理想の父親像」です。
さて、明らかにレギュラス本体の意識を持つ彼は、もう何千回目かの人生でまた妻と子を失いました。レギュラスのセリフから読み取れることは、レギュラスは全ての結果を覚えた上でまた次も愛する妻に出会うため、彼女が生きられる可能性を探すため、出発するということ。最後には妻と息子が死ぬということを知った上で父親として彼らを愛する生活をなんとか守ろうとしています。きっと死喰い人にならない道やそもそも彼女をシリウスから奪わなかったルートももう試したのだと思います。でもそれら全て失敗して現実より酷い結果になったのでしょう。闇の印を入れられ、死喰い人として生活しつつもこっそりポッター夫妻を守ったり。色んな可能性を歩み続けるレギュラス。次の人生でも愛してる、と二人はかつて沈みながら言ったわけですが、本当に終わりのない来世を重ねてもレギュラスは彼女のことだけを愛し、彼女との間に授かる子供たちの人生を模索しています。そんな世界でレギュラスは初めて、娘を悪夢から解き放ち、崩れ去る我が家から脱出させました。今まではどうだったのか?それはレギュラスだけが知っている。彼は目覚めることが決定しているので、起きたあと、彼が体験した無限の来世でのことをまたエピソードにしたい。
そして、今回のお話。すごく、とある回に似ていると思った方も多いはず。そう、シリウスのエピソード「囚われた男」です。シリウスはヒロインと穏やかに過ごす生々しい未来を見て、最後にはそこでヒロインが死にます。子供たちも死んでいる。
これは、リトル・ヴァルブルガの存在が分岐点になって無数に発生する未来の可能性のひとつなのではないでしょうか?シリウスの妄想やレギュラスの夢という言葉で済ませるのではなく、この世界はリトル・ヴァルブルガの選択によってまるで巨大樹のように人生の可能性が枝分かれして……影響(選ばなかった未来のビジョン)を受けるのは、その関係者。そう考えると、この子は母親の何倍も危ない存在なのかもしれません。
391「夜はお静かに」: 夜に窓から入ってくる少女漫画の男キャラ?いいえ、うちのヒロインは窓から突っ込んできて男の子を吹き飛ばしながら「来ちゃった!」です。あと、リトル・ヴァルブルガは「キスなんて絶対にしない!誰とも付き合わない!」と心に決めているし、変態と意地悪が自寮に多いせいで男の子は未だに苦手なのですが、セドとは普通にキスしてます。(セド、あの夢を見てから以前にも増して彼女のことを“女の子”として見ている……)
390 それでも父は、悪夢に愛を見出している
391 夜はお静かに
後書きにネタバレ。読んでからClick推奨
390「それでも父は、悪夢に愛を見出している」 : イメソン集のAfterlife(来世)を聞いてもらうと今回の父と娘の別れを少しドラマチックに感じることが出来るかも。何故、レギュラスも親世代ヒロイン(ママ)も、厳密に言えばアフターライフが無い、中途半端な離別なのに、親世代連鎖完結の頃からアフターライフと何度も記していたのか。実は、何百回、何千回もひとり人生の旅を繰り返している人がいます。レギュラスです。ママによって時間が現世と違う流れの琥珀の中で保護され眠り続けている彼は、無限にある(というか時間の概念すらない)空間で、妻と子と過ごせるはずだった未来を夢見ています。時折湖の底に降りてくるママに反応している描写もありますが、メインの意識というものはやはりコミュニケーションが取れるほどではありません。きっとリトル・ヴァルブルガが聞いた歌声やアドバイスは、彼女自身が生み出している「記憶と、それから作った理想の父親像」です。
さて、明らかにレギュラス本体の意識を持つ彼は、もう何千回目かの人生でまた妻と子を失いました。レギュラスのセリフから読み取れることは、レギュラスは全ての結果を覚えた上でまた次も愛する妻に出会うため、彼女が生きられる可能性を探すため、出発するということ。最後には妻と息子が死ぬということを知った上で父親として彼らを愛する生活をなんとか守ろうとしています。きっと死喰い人にならない道やそもそも彼女をシリウスから奪わなかったルートももう試したのだと思います。でもそれら全て失敗して現実より酷い結果になったのでしょう。闇の印を入れられ、死喰い人として生活しつつもこっそりポッター夫妻を守ったり。色んな可能性を歩み続けるレギュラス。次の人生でも愛してる、と二人はかつて沈みながら言ったわけですが、本当に終わりのない来世を重ねてもレギュラスは彼女のことだけを愛し、彼女との間に授かる子供たちの人生を模索しています。そんな世界でレギュラスは初めて、娘を悪夢から解き放ち、崩れ去る我が家から脱出させました。今まではどうだったのか?それはレギュラスだけが知っている。彼は目覚めることが決定しているので、起きたあと、彼が体験した無限の来世でのことをまたエピソードにしたい。
そして、今回のお話。すごく、とある回に似ていると思った方も多いはず。そう、シリウスのエピソード「囚われた男」です。シリウスはヒロインと穏やかに過ごす生々しい未来を見て、最後にはそこでヒロインが死にます。子供たちも死んでいる。
これは、リトル・ヴァルブルガの存在が分岐点になって無数に発生する未来の可能性のひとつなのではないでしょうか?シリウスの妄想やレギュラスの夢という言葉で済ませるのではなく、この世界はリトル・ヴァルブルガの選択によってまるで巨大樹のように人生の可能性が枝分かれして……影響(選ばなかった未来のビジョン)を受けるのは、その関係者。そう考えると、この子は母親の何倍も危ない存在なのかもしれません。
391「夜はお静かに」: 夜に窓から入ってくる少女漫画の男キャラ?いいえ、うちのヒロインは窓から突っ込んできて男の子を吹き飛ばしながら「来ちゃった!」です。あと、リトル・ヴァルブルガは「キスなんて絶対にしない!誰とも付き合わない!」と心に決めているし、変態と意地悪が自寮に多いせいで男の子は未だに苦手なのですが、セドとは普通にキスしてます。(セド、あの夢を見てから以前にも増して彼女のことを“女の子”として見ている……)
2022/08/06/03:01
Category : 更新履歴(琥珀)
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