Memento mori

メモ帳を浸して浮き出た文字を掻き混ぜる

琥珀 更新

琥珀 連載 1話 追加しました

418 : 2月___B誰の夢だ

よく分からない。本編読んでからあとがきを見てください。


時系列が行ったり来たり、場所や主観が行ったり来たりする、少々「気持ち悪い」現象が多々起こるこの連載。(以前ここでご紹介した、閲覧には注意が必要なトラウマを与える可能性のある映画:ノクターナル・アニマルズからインスピレーションを得た構成です。)琥珀の400話の中でも、首位に食い込むほど「??????」となる話を書いてみました。

終盤までは、シリウスの記憶です。七年生の冬頃のシリウス、そして色々あった頃のシリウス、さらに……おそらく蘇ったであろうシリウスとヒロイン(通称、ママ)。

いつものように未来の先取りか、と思ったら最後の最後でシリウスは気付くのです。

これは誰の記憶だ?誰の夢だ?俺は、わたしは、誰?

この琥珀連載において発生する強すぎる力。

・未来を覗き見ることが出来る
(子世代ヒロイン)
・過去に干渉することが出来る
(子世代ヒロイン)
・未来に干渉することが出来るがそれは子世代ヒロインに巻き込まれているだけらしい
(親世代ヒロイン)
・安全地帯の作成
(親世代ヒロイン)

つまりヒロインたちにのみ許された力です。シリウスやレギュラスにはありません。シリウスが未来の夢を見た時や、レギュラスが幸せかつ残酷な夢に囚われ続けているのとは違い今回は、主観であったはずのシリウスが主観であることを突如として疑うのです。

自分の見ているものが、自分の目に映っているものではない。自分の見ているものは確かなものではない。シリウスは誰かを通じて誰かが見た何かを見てしまったのか。それとも自分をシリウスだと思ってリトル・ヴァルブルガが描いた夢なのか?だから今回のエピソードは誰の視点なのか、明記していません。

誰の夢だと思ってもらっても問題ないエピソードです。もしかしたらベイビー・レラの記憶かもしれない。けれど、そんな不確かな夢を見ていると、クィディッチの観客席がボロボロと崩れてしまったらしい。リトル・ヴァルブルガの人生は、平凡には歩めない。ハリーが入学するまではもう少しですが、一見平和なホグワーツでも彼女の周りだけは異質なものや現象が起きているといいな。平凡な世界で「その子」の周りだけが狂っていく、そんな作品や描写が管理人は好きです。

(シリウスとリトル・ヴァル。この二人には書きたいことが山ほどあります。ジェームズの面影をハリーに見出して重ねてしまった彼ならば、リトル・ヴァルとどうなるのでしょうか?)
2022/10/15/22:43
Category : 更新履歴(琥珀)
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F.A.L