Memento mori

メモ帳を浸して浮き出た文字を掻き混ぜる

預言4 フェイスダンサー

Dune Prophecy 第4話

「思考機械に対して厳格に対応する」
そして、踊面術士の登場。

以下は Dune Prophecy 第4話までのネタバレを含みます。さらに劇場版 Dune Part2 以降のネタバレも含みます。

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毎話人が死ぬドラマ。死亡者ゼロのエピソードがない。

二つ前の考察で「デズモンド・ハートはポールの素となる何かなのでは?」「いや、デズモンドはダンカンの肉体のアレの原点になるのでは?」と考えました。一つ前のエピソードではシャイー・フルードの信徒かと思いました。ですが、ほぼほぼ確定した…?。【デズモンド・ハートは、砂の中で死にかけ、思考機械によって蘇らされた存在】だと思います。つまり、デズモンドの存在はポールでもダンカンでもなく、姉上と似たような感じです。というかまさにソレなんだと思います。二次創作で考えた夢を見るための美少女設定が、準公式作品でオッサン(ごめんねデズモンド)の中に入ってる。いえ、いえ、とても嬉しいですよ、半世紀前の小説に抱き続けた思いが形を変えて映像化されたのですから。

最初にカーシャが悪夢を見た時、今回の青い目と同じ光がヴィジョンの最後にありましたね。そして重低音の機械音も。デズモンドは思考機械を破壊・消滅させたいという風に振舞っていますが、実はデズモンド自身が思考機械入りの肉体なのではないでしょうか。少なくとも血が出るということは生身の肉体、もしくは【ゴーラ】の肉体です。

生の肉体に、思考機械。

美しいプリンセスの脳には小さな鉄。思考機械が絶対的に消滅させられたロストテクノロジーな世界だからこそ、砂丘の連載のヒロインを生かすことは「禁忌」です。そんなヒロインとアトレイダイである姉弟が先祖と同じく近親相姦の呪いに苦しむ、というお話を考えて連載中ですが、まさか、一万年前に生きていた過激派おじさんの中身が思考機械っぽい匂いがしてきたとは。

今回のエピソードで決めました。デズモンドは砂丘連載に登場させます。さらにはデズモンド単品の小説も書きます。正直、こんなにも自分のチラシの裏の落書きにぴったりなおなかいっぱい設定をてんこ盛りにされたドラマが放送されて私は限界値を超えています。デズモンドの超超ロングコートとボサ髪とガチ狂人なのに皇帝陛下の前ではチワワぶってるのが溜まりません。姉上が「過去」となにやら繋がれる、という設定にしておいてよかった。

______ここから先、ネタバレ。


フェイスダンサー。



ネタバレとなりますがここで解説しておきますと、

踊面術士 : フェイスダンサー
偶人 : ゴーラ

という存在が、2024映画版の続編で登場します。フェイスダンサーは今回エピのラストのように【顔・肌の色・骨格、全てを変化させることの出来る能力を持つ者】です。メタな話ではありますが、映画でまだ明かされていないのでフェイスダンサーはドラマには出ないと思っていました。テオドシアは、コレなのでは?何故ベネ・ゲセリットにフェイスダンサーが?きっとあと二話で明かされるのでしょうが、砂丘世界であんな風に変身可能な存在はフェイスダンサーのみ。テオドシアは九割以上の確率で踊面術士、あるいは見習いレベルの踊面術士です。

偶人 : ゴーラ
こちらは簡単に言うとクローンです。肉体へ生前の記憶を移植可能です。デズモンドはアラキスで死に、どこかの組織にゴーラの肉体を用意され、その上で思考機械の影響を受けているのでは?

最後に。

思考機械。

あまりにも美しいです。ワラックナインで保管されているベネ・ゲセリットのための思考機械「アニルル」は、破壊や人類への懲罰ではなく、進歩や美しさへの導きのように感じます。でもカーシャや若き修道女たちを苦しめているのはまさに悪魔のような青いふたつの目。人類を大虐殺したのもあの青い光なのです。現代の様々な観点から映画やドラマでは「聖戦」と記されますが、バトラーのジハードを引き起こしたのが人間の傲慢さと、あの大量の思考機械なのです。そこにあってはならないものがある。しかもベネ・ゲセリットの内部に。

宇宙の歴史的な評価からすれば、表面的には思考機械の排除をしようとしているデズモンド側が正義で、思考機械を持っているベネ・ゲセリットが悪です。ただ、歴史の流れでは思考機械は淘汰され、ベネ・ゲセリットは一万年存続し続けた。デズモンドの真の目的とその正体が暴かれて、宮廷内でのパワーバランスがひっくり返るまであと少し。

楽しみです。

※連載にフェイスダンサーを出すのは早すぎるかと悩んでいたけれど、良かったー!めっちゃキモいです!!姉上は当然アマリリスが自分のための諜報員としてどこかにいると思ってるんです。アマリリスは誰にも見ていないところでぐにゃんぐにゃん形を変えて、見ず知らずの人物になって宇宙を股にかけて活動している。自分が知っている人は、そもそも全く知らない人なのかもしれない。気持ち悪くないですか?この感覚。でも普通の人はその不快感すら知らないまま大抵は殺されるんです。姉上も、物語が終わるまで、あるいは終わってもフェイスダンサーの暗躍には気付かないで欲しい。
2024/12/10/02:09
Category : 更新履歴(砂丘)
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F.A.L