▽ 友よ
レベル:★★★★★☆☆☆☆☆
記入者:フィリサティ
「人探しの協力をお願いしたい」
テマリ「
友よはフィリサティ先生からの依頼になります。フィリサティ先生は職員室にいらっしゃいます。この前の誕生日会、楽しかったですね。先生も喜んでいたので良かったです。先生は気苦労が多いので、たまには楽しんでもらいたいです」
フローラ「ケーキも美味しかったわね」
リーフ「幸せな空間だったなぁ。何かを祝うっていいなぁ」
ライナルト「軽率にお祝いには呼んでほしい。幸せをいっぱい吸って生きたい」
シエテ「…まあ、そうですね」
リンアイ「どうした、やけに冷めてるな」
テマリ「この依頼…何でしょうね? 人探し…誰を? とにかく職員室ですね。はいどうぞ」
《職員室》
フィリサティ「来てくれたんだね、ありがとう。試験の準備は少しずつ進んでいるよ。もう少し待っていてね。その間と言ってはなんだけど、私の依頼にも協力してほしいな」
ケシェット「勿論です。今日はどうされたんですか?」
フィリサティ「私にはリェーツという大切な友人がいる。彼とは長い間文通をしていてね」
リンアイ「友人がいるのか」
シエテ「…ん?文通?よかったんですか?」
フィリサティ「……ああ、そうだね。独裁の間も、中を全て見せることを条件に文通は許されたんだ。暗号はすぐに見抜かれたから、本当に素朴な内容しか話せなかったけどね。
そんな文通も、数年前にパタリと止まった。探しに行こうにも行けずに時間が過ぎていってね」
ライナルト「…それは心配ですね。となると、ご友人さんを探してくる依頼ですか」
フローラ「目撃情報とかはないの?どの迷宮だで、とか」
フィリサティ「情報だけはどうにか集めたんだけど、彼に直接繋がるものは少なくて。唯一有力なのが、最後の目撃場所は
麗しき街道という話だけだ。彼は聖職者を目指していてね、付近に滞在していたんだ。とはいえ数年前の話だ。あまりいい情報は得られないかもしれないけど、行ってきてほしい。私もひと仕事を終えたら向かおうと思う」
リーフ「数年前の情報、信じていいの…?」
ケシェット「それしか情報がないなら頼るしかない。麗しき街道、か…」
シエテ「急ぎましょうか。ご友人さん…リェーツさんの身が危ないかもしれません」
フィリサティ「さほど複雑じゃない場所だから、何か手がかりが見つかるといいけどね。それじゃ、よろしく頼むよ」
《麗しき街道『亡者の行進』》
ライナルトたちは川沿いに出てきた。
リンアイ「…川だ」
ライナルト「!? ん!?くっさ!!!ドブみたいな匂いする!!」
リーフ「やっべ吐きそうな匂い!!なにこれ…」
フローラ「これ…何か腐ってるわ。それも食べ物とかじゃなくて、動物が腐った匂いよ」
シエテ「前回に来たときはそんな…これはモンスターがいるかもしれませんね」
ケシェット「! 後ろ!」
泥が蠢くような音をたてながら、背後から奇妙なモンスターが現れた
「……………」
リーフ「……目と目が合う瞬間」
フローラ「やめなさい」
リンアイ「すっごい腐臭がする。コイツが原因だ」
ライナルト「お、まえは、一体…?」
声「…フィリサティ…フィリサティを知らないかい…? ずっとずっとずっとずっと探してるんだ、僕のフィリサティ…知らないかい?」
『知らない』
『知ってる』
『知らない』
ケシェット「(まさか…コイツ…言わない方がよさそうだな)」
リンアイ「知らない。誰その人」
声「そうか…じゃあ君たちと遊ぼうか……」
『知ってる』
リーフ「フィリサティ先生なら…」
フローラ「こら!!!!!!」
声「知っているんだね…今どこにいるか教えてくれないかい…? ……なに、教えないだって? …そんな悪い子にはお仕置きが必要だなぁ…」
腐った肉塊を投げつけてきた!
シエテ「アッ!???!!!!!」ベチーーン
ライナルト「シエテ!!」
シエテ「うわ、うわ……ちょっとコレすごくイヤ…めっちゃイヤ…誰か払って…」
リンアイ「…」
ケシェット「!」
フローラ「アンタ何よ!」
声「フィリサティに会えなくて寂しいんだ…僕の心の隙間を埋めてくれよ…ふふふ…遊ぼうよォ…!」
モンスターはライナルトたちに歩みを進める。
ライナルト「考えたくないけどリェーツさんなのか!?正気じゃなさそうだけど、戦うのか!?」
リーフ「ひい〜〜〜臭い!!この腐臭をどうにかしないと!!!!オレ戦えません!!!!」
そのとき、
ライナルトたちとモンスターの間に何者かが斬り込んだ!
フィリサティ「君たち! 大丈夫かい!? このモンスターは一体…!」
リンアイ「フィリサティ先生!」
フローラ「ちょっと待ちなさい、聞いて!コイツの声を!」
声「ああぁ…! フィリサティ! ずっと探していたんだ、君のことを!」
フィリサティ「ッ!? ま、まさか、リェーツ!? 」
声「フィリサティ…やっと会えたね…共に行こうよ、あのときのように……君となら何処へでも行けそうな気がするんだ…ねえフィリサティ……行こうよ…」
フィリサティ「そんな…何故こうなる前に…!」
ケシェット「ダメだ、明らかに動揺している!このままではいけないよ!」
シエテ「ではさっきの憎しみも込めて戦います」
リンアイ「目がマジだ」
ライナルト「先生!下がっててください!ここは俺たちが…!」
そのとき、同じ声で、しかし別人のような声が聞こえてきた
声『お願いだフィリサティ、僕を止めてくれないか』
フィリサティ「!!」
フローラ「!? な、なに!?」
声『この体で多くの人を殺めたんだ。もうこれ以上殺したくない。だから、僕を止めてくれ!』
フィリサティ「リェーツ、どうなっているんだ、教えてくれ!」
声「アハハハ!! 僕と遊んでよ、遊ぼうよ! みんな、みんなァ!!」
声『ここではダメだ。人気の少ないところで会おう。フィリサティ、待っているよ…!』
モンスターは泥のように溶けていなくなった
リーフ「…どうなってたんだ?」
フローラ「わざわざ説明しろっての?」
ケシェット「言うまでもないだろう。…最悪のパターンだけどね」
フィリサティ「思ったより大ごとになりそうだ……付き合わせてすまない。……どうなっているかわからないけど、彼の頼みならやるしかないね。教育委員会に、彼の目撃情報があれば伝えるようにするよ。連絡が入ればすぐに言う」
シエテ「…はい」
リンアイ「おそらく本人もそれを願ってる。あのまま放っておけばただの害だ」
ライナルト「…だったらやるしか無いんだな。連絡を待ってます、先生」
フィリサティ「迷惑をかけたお詫びにこれをあげよう。気を付けて帰っておいで」
生命力の実をもらった!
友よを完了しました!