▽ 見せしめのノート
レベル:★★★★★★☆☆☆☆
記入者:アエール
「僕の大切なノートを探してくれませんか?」
テマリ「
見せしめのノート。アエール先輩からです。この前、凄く泣きそうな顔でこの依頼を書きに来ました。何やら大切なノートを失くしたそうです。見つかるといいですね。とにかくアエール先輩は射手寮になります」
リーフ「大事なノート…全力で探してあげよう」
ケシェット「彼、かなり心配だからね。できることはやろう」
フローラ「だけどタイトルから不吉な予感がするのよね…」
《射手寮》
アエール「! き、来てくれたんだね…! ありがとう、嬉しいよ…」
シエテ「ノートを探してほしいとのことでしたが」
アエール「あの、えっと、いつも僕が大切に持ち歩いてるノートが、無くなっちゃったんだ。カバンに入れてたはずなんだけど……えと、それで、皆にはノートを探してきてほしくて…僕の不注意でホントに申し訳ないんだけど……学校中探したらあると思うから…」
声「アエールくーん?貴方が探してるノートってこれのことー?」
リンアイ「? 誰だ」
リーフ「いかにも やんちゃそうな 女子生徒が 数人現れた!」
ライナルト「一人がノート持ってる。まさか!?」
アエール「!!」
生徒「教室の机の中にあったから持ってきちゃった〜。これ、アエールくんのノートだよね?」
アエール「か、返してよ! 僕の大事なノートなんだ!」
生徒「大事なノートなのに忘れちゃうだなんて〜。ホントに大事にしてるの?」
アエール「違うよ…ちゃんとカバンに…!」
生徒「じゃあ本当に大事にしてるかどうか試そっか! 返してほしかったら10分以内に屋上ね。来なかったら破り捨てちゃうよ〜? あっ、1ページずつ屋上からバラまいてもいいかもねー。きゃははは!」
女子生徒たちは笑いながら、駆け足で去っていった
フローラ「うーわ、情けないわ。なんか恥ずかしいわね。ヒトとして」
リンアイ「アイツらすっごく悪意あるな」
リーフ「久しぶりに出ました、悪意センサーリンアイ先生!」
アエール「……っ………ぅう…あの人たち……射手寮で負け知らずの生徒たちなんだ…みんなあの人たちに逆らえなくて…サクロ先輩とかフィリサティ先生の前では媚び諂ってる最低の部類だよ! ヒトとして終わってるよ! みんな困ってるんだよ!」
シエテ「こ び へ つ ら っ て る」
ケシェット「言うときは言えるんだね…」
アエール「それより僕、喧嘩は弱いんだ…争いごとになるの嫌だよ……でも行かなきゃ返してもらえない…どうしよう……」
ライナルト「…俺が行くよ!あの人たち、許しちゃいけない!俺の正義がそう言ってる!!」
リーフ「なんですって!?ライナルトだけにいいカッコさせません!!!オレも行きます!!!」
リンアイ「まあ全会一致だと思うな。アイツらは人としてダメだ」
アエール「え…行ってくれるの…? 情けないけど、お願いするね…でも、無理はしないで…」
フローラ「さて、どうこらしめようかしらね」
シエテ「泣いて謝っても許さないようにしましょう」
ケシェット「なかなかの鬼だな…まあ、そのぐらいしなと彼女たちも分からないだろうからね。自分のしたこと、他人の苦しみが」
リンアイ「親の顔が見たい」
ライナルト「蛙の子は蛙…そんな気がする…とにかく行こう!」
《屋上》
リーフ「屋上に到着しました〜!」
シエテ「アエールさんのノートを見て笑ってますね…あ、気付いた」
生徒「あれぇ〜? アエールくんじゃなーい。どうしてぇ? あー、あたしたちが怖いから逃げちゃったんだね」
ケシェット「それもあるかもしれないけど、俺たちは君らのこと、まあ〜〜許せないよ?」
フローラ「アンタたち、何でそんな情けないことするの?アエールに恨みでもあるの?それともバカなの?」
リンアイ「(十中八九バカだろう)」
生徒「アエールくんって、教室でも寮でもいつも一人でいるの。それでこのノートにずっと何かを書いてるのよ。だから何書いてるのかな〜って気になって読んでみたらコレ!
『異世界から現れた黒いモンスターによって、世界の光は奪われたが、6人の勇敢な戦士たちによって光は戻り、世界は救われましたとさ めでたしめでたし』だって! こんな嘘小説、誰が信じるのー!? あの子の頭でどんなファンタジーが繰り広げられてるの? もしかしてオタク? やだキモーい! あの子のために此処に来た貴方たちも同類だよねぇ〜!」
ライナルト「は??????????????????????」
リーフ「はい???」
フローラ「凄い不可解な顔してるわね。気持ちは分かるわ」
シエテ「まさかこんなに人として落ちぶれたものが世界に存在しているとは…とにかく、そのノートはアエールさんの大事なものです。返してください」
生徒「返してほしい? じゃあ力尽くで取り返してみてよ、どうせ大したことないんでしょ? きゃはっ! まとめてイジメてあげるねぇ!」
リンアイ「大したことないって、あんたらさ…」
ケシェット「やれやれ……呆れたね。さて、ここは世界を救ったお兄さんたちがちょっくら退治しようかな。ね、ライナルトくん?」
ライナルト「許さねぇぞお前らぁああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
フローラ「」ビックーーーーーーーン
ライナルト「お前らマジで最低な奴らだ!!人のクズだ!!このゴミクズ!!!ぶっちゃけ生きてていいものじゃない!!!末永く!死んでくれ!!!!ってか死ね!!!マジで!!!!!此処で殺す!!!!!!」
リーフ「ゴミに分類するのも捨てるのがめんどくさいからウ●コと一緒にトイレに流すか!!!!な!社会のゴミだもんな!!!!」
シエテ「殺すもトイレに流すのもストップでいきましょう」
▼ENEMY▼
いじめっ子A Lv45×2
いじめっ子B Lv43×3
<戦闘勝利>
生徒「な、何よ、こんなノートごときに本気になって! 貴方たちなんかより私たちの方が……」
ライナルト「…………………」鬼のような形相
リーフ「…………………」鬼のような形相
シエテ「…どうですか。まだ虚勢を張るんですか?」
生徒「わ、わかった。返すから!」
ノートが投げつけられた
生徒「弱いものイジメしたって先生に言うから!あんたたちもタダじゃ済まされないよ!」
ケシェット「あー、逃げて行った。人の大事なノートをそんな雑に扱うなんて。さすがイジメでしか強さを示せない可哀想な子たちだ」
フローラ「…急にデカい声出さないでよ、ビックリするじゃない」
ライナルト「…ごめん。アイツらが許せなくて…」
リーフ「弱いものイジメしたってチクられても怖くないぞ!フィリサティ先生はオレらのこと信じてくれる!」
リンアイ「でもアイツら、フィリサティ先生には媚びを売るような卑怯な生徒たちだろ?かわいこぶる作戦とかやりそうだな」
シエテ「僕らの方が絶対説得力ありますがね。とにかく、ノートは返ってきましたし、アエールさんに渡しましょうか」
ライナルト「先生に何言われても負けないぞ。皆、協力してくれ」
フローラ「死ねとか言っちゃったけど、そこの弁明は出来ないわよ」
ケシェット「発言を認めれば罪は軽くなりそうだ」
ライナルトたちも屋上を後にした
フユイ「………………………」
《射手寮》
ライナルトたちはアエールにノートを渡した
アエール「ありがとう…本当にありがとう……意気地なしでごめんね…」
リンアイ「ちょっとページが折れたりしたけど、大丈夫?」
ライナルト「…えと、俺、勢いであの子たちに思いっきり暴言を吐いたんだけど、その上でボコボコにしたから、なんか弱いものイジメしたって言うとか言われてさ…」
フローラ「なんでそんな急に弱気なの??」
アエール「…え、君たちが弱いものイジメしたって先生に報告される? う…弁明できるかな……」
「その心配はないわ」
ケシェット「フユイ校長?」
リーフ「お美しい!!」
アエール「こ、校長先生…!」
フユイ「私が全てを見たから何も問題はない。こんな馬鹿げたマネを二度とさせないように、彼女たちには既に制裁を下した」
アエール「あっ、ありがとうございます…!僕、その、何と言ったら…」
フユイ「いいえ。私は当然のことをしたまで。学府の秩序を乱す者には、それ相応の罰が必要だから」
シエテ「は、早いですね…その行動力は賞賛に値します」
リンアイ「制裁…何したんだろ」
フユイ「貴方たち……悪と思わしきものに真っ向から立ち向かい、それを打ち砕く芯の強さを持っている。また一つ学府の秩序が救われた。少しは、信じてみてもいいかもしれないわね」
フユイは去っていった
アエール「……。校長先生…気難しい人だって聞いてたけど、いい人だな…」
フローラ「…いい人、かしら」
ライナルト「さあ…悪い人ではないだろ」
リーフ「この美しいお顔で性格悪かったら、それはそれで…」
リンアイ「帰ったら絞めるか」
アエール「みんな。本当にありがとう。用意してたお礼だけじゃ足りなくなったな…色々増やして今度渡すね…僕があの人たちのこと悪く言ったのは秘密にしててね…」
アエールは困ったように笑った。
後日、ライナルトたちはアエールから
サイサリス、
ソロモンの書、
ギロチンアックスをもらった!
ケシェット「凄い物をもらったな…」
シエテ「いいんですかね…」
フローラ「リーフはどこ行ったの?」
リンアイ「あたしが校庭に干した」
ライナルト「干からびてる」
見せしめのノートを完了しました!