▽ 哀悼の祈り
レベル:★★★★★★★☆☆☆
記入者:フィリサティ
「テマリに預けた手紙を読んでほしい」
フローラ「…大丈夫なの?」
ライナルト「うん、多分。今日はだいぶ元気」
シエテ「冒険者は身体が資本なんですから、無理はしないでくださいよ。精神を患ってもらっても困ります」
リーフ「大丈夫だ!みんなついてるからな!」
テマリ「
哀悼の祈り。フィリサティ先生からなんですが、いつになく深刻そうな顔でした。それで、先生からお手紙を預かってます。詳しいことはここに書かれてるみたいです。頑張ってきてください」
リンアイ「…まさか」
ケシェット「読んでみよう」
『
悪夢の丘でリェーツが目撃された。
先に向かっているから、来てほしい』
リーフ「…やだぁ」
ライナルト「…リェーツさんのためにも、行かなきゃいけないな…」
シエテ「復帰して早々こんな依頼とは…僕なら病みますね」
フローラ「準備して行くわよ」
《悪夢の丘『呪われし戦士たちの想い』》
モンスターとフィリサティが対峙していた
フィリサティ「! 待っていたよ!」
ケシェット「フィリサティ先生!」
リンアイ「凄まじい腐臭だ…!」
フィリサティ「説明している時間はない。私と一緒に彼を討ってくれないか。彼も言っていただろう、止めてくれ、と。きっと簡単なことだ。…あまり深く聞かないでくれ。さあ、頼むよ!」
シエテ「以前のような声も聞こえない…完全に魔物と化してます。やれますか?」
ライナルト「やろう!それで救われるなら…!」
リーフ「バックアップは任せろ!」
フローラ「あんまりあてに出来ないわね、まあいいわ!」
▼ENEMY▼
デス・ジャイアント Lv58×1
《戦闘勝利》
モンスターは泥のように溶けて崩れていった
リンアイ「…。…ひとまず脅威は去った」
フィリサティ「………これでよかったんだ。ヒトに戻れないのなら、何もかもが手遅れだからね。…そうだ、これを……」
フィリサティはモンスターが崩れ去ったところに杖を突き刺した
フィリサティ「これはリェーツが持っていた杖だ。ここを墓としよう。彼が安らかに眠れるように、一緒に祈ってくれないか」
リーフ「いつのまに杖をお持ちに…?リェーツさん…どうか安らかに…」
フローラ「迷宮で安らかに、とかあるのかしら。でもお祈りはすべきよね」
フィリサティ「あのときに、私に語りかけたのが最後の正気だったようだ。それでも、今の今まで、誰も襲うことなくここにいた。…凄まじい精神力だよ。
どうして魔物となってしまったのか。何かに思い悩んでいたなら、相談してくれたらよかったのにな。いや、私の状況が悪かったらから、相談したくても出来なかったんだろう」
ケシェット「…カラヴィヤス学府の先生、か」
シエテ「リェーツさんの身に何があったんでしょう。話が聞ければよかったのですが…」
フィリサティ「…気を付けて戻って。職員室で待っているよ」
《カラヴィヤス学府 職員室》
ライナルト「戻りました」
フィリサティ「おかえり。改めて礼を言おう、リェーツを止めてくれてありがとう。ああ、そうだ。これは彼の遺品の一つだよ。君たちに持っていてほしい」
ローブオブマリアをもらった!
フィリサティ「友の変化に気付けなかったのが悔やまれるよ。私一人では、覚悟が足りなかった。君たちが来るのを待っていたんだ。共に旅をしてくれる仲間のことは大切にするんだよ。その絆は、いつになっても切れないものだから」
リーフ「は、はい!」
リンアイ「仲間か…そうか、あたしら、わりと近い仲になったんだな」
シエテ「え、今さらですか?世界を救った仲じゃないですか」
フローラ「まあ、ただの友達じゃないわよね」
ケシェット「……、先生」
フィリサティ「…やけにあっさりしてるって?私には落ち込んでいる暇はないからね。彼の分まで、前を向いて生きないと。それはそうと、本試験はもうすぐだよ。また校長から連絡があると思うから、あまり無理をせずに、万全を期して臨めるように調整してほしい。…今日はお疲れ様」
ケシェット「…そうですか。確かに、後ろめたく思ってはいけないね」
ライナルト「先生、強い人なんだな。今の俺はちょっとダメかもしれない」
リーフ「ライナルト…元気出して…どうしてそんなに落ち込んだの…?」
ライナルト「俺が無力なだけなんだよ…あの人…マルファスを助けることができなかった。もっとちゃんと寄り添うべきだったんだって、思って…死んでからじゃ遅いんだよ。でも後悔したところで何も変わらない。今さら何もできないのが悔しくて…」
リンアイ「気持ちはわからないでもないけど、あんたが自分を責める必要はない。あいつはあいつなりに生きたんだから」
フローラ「お人好し。フィリサティ先生を見習って前向きなさいよ。アンタらしくないのよ。アンタがいつまでもそんなんだったら、私たちもやる気出ないわ」
ケシェット「まあ、本人が自分から離れて行こうとしてたし、散々悪いことしてきたから相応な罰だとも俺は思うかな。君は何も悪くない。でも、君がそれを罪だと思うなら、俺たちも同罪ってことだよ」
シエテ「試験までには元気になってくださいね。今じゃ6人揃わないと意味がないんで。先輩が言うみたいに、一人で背負いこまずに僕らにもシェアしてください」
ライナルト「ありがと、涙ちょちょ切れる」
リーフ「ちょちょ切れんといて。オレは気の利いたこと言えないけど、ずっと友達だからな!!」
哀悼の祈りを完了しました!