▽ 高みを目指す者

レベル:★☆☆☆☆☆☆☆☆☆
記入者:デミノ
「見守るだけでいいデス」


ユガ「高みを目指す者。デミノも変わってらっしゃいますわよね。ノームなのに何故魔術の才能がないのか……正直、戦術の方が向いてないと思うのですが……何かに全力で努力するのはいいことです。それに今回の依頼、見守るだけでいいとは…内容が気になりますわね。ともあれ、デミノは紅玉寮にいますわ。応援してあげてくださいね」

リンアイ「何を見守ってほしいのかな」
フローラ「さあ?この子はどんな子なの?」
リーフ「レント先輩といつも手合わせしてもらってる人。でも文面からして、ちょっと様子おかしいと思うな…」



《紅玉寮》
デミノ「こんにちハ、皆さん。依頼を受けてくれたんですネ。
実はレントと手合わせをすることになったんデス。それで、皆さんには見守ってもらいたいのデス」

ライナルト「…?おかしいな、観戦を頼むなんて。俺たち、二人が手合わせしてるところは見たことがないんだけど」
フローラ「そうなの?」


デミノ「おかしいですカ? そうですネ……いつもなら、誰も見てない山奥とかでやりそうなものなんですガ。何だか今回は不安で…至急貼り出しましタ。何故でしょウ? いつもと同じ手合わせ、レントも同じように楽しみにしてましたシ…ウーン…」

リンアイ「…自覚してないみたい。これだとあたしたちにも分からないな…」
リーフ「先輩、大丈夫っすか?」


デミノ「……まあ、考えても仕方ないことですネ。手合わせの日時は3日後、放課後となりマス。よかったら放課後、体育館へ来て下さイ」

シエテ「どうしたんでしょう」
リーフ「ほんとに。ちょっと心配だなぁ」
ケシェット「3日後、放課後、体育館ね。彼女のためにも行ってあげよう」




――3日後
ライナルト「今日だな」
リンアイ「行こう。きっと2人は先にいるはずだ」
フローラ「ホントに見てるだけでいいの?戦闘を強いられたりしないわよね?」



《体育館》
リーフ「デミノ先輩!」

デミノ「皆さん!」
レント「お? 野次馬か? まあ誰が見てたところで変わんねぇよな。お前は全力でぶつかってきたらいいし。そうだろ?」
デミノ「ハイ……実は、観戦を頼んだのはワタシなんデス」
レント「ん、どうした。珍しいじゃねぇか」
デミノ「今日のことがチョット不安だったんデス。レントの言うとおり、いつもと変わらない手合わせなのニ。ただ目の前の相手を倒すだけなのニ。おかしいデス……不安なんデス…」

ライナルト「デミノ先輩の表情が曇っている…」
シエテ「……デミノさん…」


レント「……。なあ。今日はマジの本気で来い。そうすりゃ何か答えが見えてくるだろうさ」
デミノ「マジの本気……全力の全力ってことですカ?」
レント「ああそうだ。俺も本気でいくからよ。勿論今まで手を抜いてきたわけじゃないが、お互い死ぬ気で戦えば見える景色が違うだろ。準備はいいか?」
デミノ「……ハイ! 皆さん、よかったら合図してください」

ライナルト「わかりました!よーい……」

6人「「はじめ!」」




小一時間ほどが経った

リーフ「頑張れ〜!!そこだ!そこ!!」
ケシェット「困ったな、どっちを応援したらいいか分からない」
リンアイ「…拮抗している。両方とも疲れが見えてきたね」
フローラ「何…妙にハラハラさせるわねコレ…」


デミノ「ハアッ、ハアッ……」
レント「やるじゃねぇか…俺も久しぶりに息が上がってきたぜ」
デミノ「強い……でも、観客たちから力強さを感じル……応援されていル……ワタシは…まだやれマス!!」
レント「うおっ!?」

ケシェット「おっ、レントが怯みを見せた!」
ライナルト「うわっ!今の見たか!?」


デミノ「レント! 覚悟!」
レント「ちっ! させねぇよ!」
デミノ「うわぁ!!」

攻撃を仕掛けてきたデミノにレントはカウンターを繰り出す。
吹っ飛ばされたデミノはしりもちをついた。

リーフ「ああっ!惜しい!」
フローラ「ま、まだいけるわよ!早く立って!!」
リンアイ「……だめだ、もうレントが立ちふさがってる」
シエテ「僕もそうですが、フェルパーは早いです。それに比べてノームは…」


レント「…………。俺が敵だったらここでお前の首をへし折ってる。チェックメイトだな」
デミノ「ぐう……参りましタ。やっぱり勝てないですネ…修行が足りませン……」

ライナルト「…いやぁ、燃える戦いだったな…先輩たち、お疲れ様でした」
リンアイ「ほんと、いい戦いだったよ。だってフローラが熱中してたぐらいだもん」
フローラ「!!」///


レント「それで、何か見えたのか?」

フローラ「! そう、それよ!何か感じたものはあったのデミノ!?」
シエテ「何かあったからこそ、この戦いだったのでは…?」


デミノ「…………。今までワタシは、一人で強くなろうとしてましタ。魔法の才能がないことをバカにされてるみたいデ……見返してやろうと思って、修行を重ねてきましタ。でも、心のどこかでは寂しかったんだと思いマス。また一人で戦うのかト。誰かに応援して欲しかったんだト。それで皆に来てもらって、応援されてる力強さを感じましタ。不安だと思っていたのは寂しさでしタ。皆のおかげで今は寂しくないデス」
レント「それに気付けりゃ問題ねぇな。お前はもっと強くなれる。誰もお前のことをバカにしちゃいねぇ。大丈夫だ」
デミノ「皆さん、有難うございマス。あの、これはワタシからのお礼デス」

バトルハンマーをもらった!

デミノ「強くなるには悩みは尽きませんガ、今はスッキリしていまス。これも皆さんのおかげデス」
レント「おう。俺からも言おう。これからもコイツのことをよろしくな」

ケシェット「すっきりしてくれて何よりだよ。よかったね」
ライナルト「そっか、寂しかったのか…そうだよな、ノームって、魔法に向いてるって話なのに、自分にその才能がないっていうのは辛いことだもんな…大丈夫ですよ!俺たちは応援してますから!」
リーフ「おれもあんな熱い戦いしてぇ〜〜!!拳と拳で語り合う…熱きオトコの戦い…」
リンアイ「性別問わないならあたしとやる?」
リーフ「………………ケッコウデス…」


高みを目指す者を完了しました!


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