▽ オイラのリサイタル

レベル:★★★☆☆☆☆☆☆☆
記入者:フォルトン
「愛用のマイクが壊れちゃった! 誰か頼む〜!」


モーント「オイラのリサイタルフォルトン先生からの依頼。愛用のマイクか……フォルトン先生、一つのことに熱心に取り組むのはいいけど、ときどき授業の方が疎かになるんだよね。注意してもらわないと。
先生は実験室と購買部の管理をしてて、今日は…どっちだったかな。実験室だ。実験室にいるからね」

ケシェット「そりゃあんな雑な扱い方だと壊れるよね」
リーフ「どんな人?」
シエテ「アイドル科出身のフェアリーの先生です。歌が好きらしくて、定期的にリサイタルを開くんですが」
リンアイ「ですが?」
シエテ「お世辞にも上手いとは言えないのが残念なんです」
ライナルト「そうなんだ……。マイクを探してくる依頼になるのかな?とにかく行ってみるか」



《実験室》
フォルトン「やあこんにちは〜。オイラは魔術兼盗術教師のフォルトンだよ〜。よろしくね〜」

フローラ「なんか、こう、あからさまな花って感じ」
ライナルト「よろしくお願いします!」


フォルトン「今回のは別に急ぎじゃないんだけど困ってんだ〜。オイラ、アイドル学科に所属してた名残で、毎年文化祭にリサイタルを開くんだけど、ついこの前、愛用のマイクが壊れちゃったんだよ〜。それで君たちには、代わりとなるようなマイクを見つけてきてほしくてな〜」

リーフ「おおー、文化祭にもやるんだ!こっちの文化祭でも開いてほしいかも」
ケシェット「シエテの評価はあんまり良くないけどいいのか?」


フォルトン「マイクっつっても色々あるけど、なんかいいマイクがあれば持ってきてくれ〜。でも普通のマイクじゃ面白みがないから、ちょっと良さげなものを頼んだぜ〜。あっ、貴重なやつじゃなくていいからな〜。よろしくな〜」

リンアイ「そういうものはよくわかんないな…とりあえずマイク探して来たらいいか」
フローラ「ふと思ったんだけど、ジャンバールってフェルパー多くない?アンタと、セパレートと、クアトロ」
ケシェット「あ。あんまり気にたことがなかったけど、言われてみればそうだね」
リーフ「うちはエルフが多いなぁ?」
シエテ「集まりやすいんですかね。まあ、誰がどこに入学しようが、その人の勝手なので」
ライナルト「世界の人口的にはヒューマンが多いはずなんだけどな」



<廃品が存在する何かしらのマイクを手に入れて実験室>
フォルトン「やあ〜。どうしたんだ〜?」

ライナルトたちはカーボンマイク(クリスタルマイク/エンジェルボイス)をフォルトンに渡した

フォルトン「おおお〜! なかなかいいじゃんコレ〜!
これでリサイタルを開けるぞ〜! ちょっとテストも兼ねて近々やるから、良かったら君たちも来てくれよな〜!」

リンアイ「え、見に行かなきゃいけない?」
フローラ「なんか嫌ね…」
ライナルト「そう言わずに。ここにいたら知らせが入ってくるだろうから、待ってよう」
リーフ「オレはワクワクするぞ!」



──後日
フォルトンのリサイタルが開かれると聞いて、ライナルトたちは校庭にやってきた

ライナルト「ぽつぽつ集まってるな…」
リンアイ「長く在籍してる人は飽きないのかな。熱烈なファンとかいるの?」
シエテ「知りません」


フォルトン「えー、本日は皆さんお集まりいただきありがとうなんだぜ〜。じゃあ早速聞いてくれよな〜。オイラの傑作ナンバーだ!」


<カーボンマイクver.>
フォルトンの歌声が響き渡った。

「「「「「「!!!!?!?!??!?!?!?」」」」」」
シエテ「ま、まって、突然の頭痛とめまいがッ!!」
ケシェット「ついでに腹痛もしてきた!!」
リーフ「まだ始まって間もないのに耳鳴りがする!!」
フローラ「だ、だめ…!吐き気が…!」
ライナルト「そんな酷い歌声あります!?!?」
リンアイ「これはまるでジャ●アン…!!」


校庭を歩く者は耳を押さえて苦しみ、逃げ出す生徒もいた。
だが、当の本人は気持ち良さそうに歌っている

ステルラ「うわああ、何ですかこれは! 頭がおかしくなりそうですよ!」
バレル「お、おい! 誰かアイツを止めろ!」

シエテ「先生がた!!」
ケシェット「これは止めないと死ぬ!耳を押さえてかかれ!」
リーフ「うおおお先生!!おやめください!!その酷い歌声を!!おやめください!!」
ライナルト「誰か〜〜!もっと手伝ってくれ〜〜〜!!」


フォルトン「あっ! こら〜! オイラはまだ歌ってる最中だぞ〜! ステージに上るんじゃな〜い!」

フォルトンは教師、集まった生徒たちに取り押さえられた……


──数日後

フォルトン「いやぁ。オイラもまだ修行が足りないな〜。校長からもお叱りを受けちゃった〜。ははは〜。まあともかく歌は練習するとして、マイク取ってきてくれてありがとうな〜。コイツはお礼だぜ〜」

ライナルトたちは知恵の石をもらった!

フローラ「もう二度とリサイタルを開かないでちょうだい」
シエテ「ここまで酷くはなかったはずなんですが…これはマイクが悪いんですかね」
ケシェット「モノによって歌声って左右されるもの?」
リンアイ「その手の専門に聞けばいいんじゃないかな。ユガ先輩とか」




<クリスタルマイクver.>
フォルトンの歌声が響き渡った。

ライナルト「…お」
フローラ「あら。普通にいいじゃない」
シエテ「あれ…僕の知らない間に成長してらっしゃる…どうして…?」


校庭を歩く者は足を止め、引き寄せられるようにステージに近付いた

バレル「アイツ、またリサイタルを……」
ステルラ「あれぇ? なかなかいい歌声じゃないですか? ちょっと近くで聞いてみましょうよバレル先生」

ケシェット「人が集まっていくね」
リーフ「オレも近くで聞きた〜い」
リンアイ「これは悪くないな。行こう」


フォルトンが歌い終えると、わっと拍手が起こった


──数日後

フォルトン「いやぁ。楽しかったなぁ〜。お客にも満足してもらえたし、リサイタルは成功だな〜! 歌はもっともっと練習するとして、マイク取ってきてくれてありがとうな〜。コイツはお礼だぜ〜」

ライナルトたちは魔法の盾をもらった!

シエテ「最初からそんないい声で歌えるんだったらそうしてくださいよ」
ケシェット「マイクが良かったのもあるのかな?」
ライナルト「皆満足したし、いいじゃないか。いいものが聞けたな」
フローラ「腕を落とさないようにしなさいよ、先生」




<エンジェルボイスver.>
フォルトンの歌声が響き渡った。

「「「「「「……( ゚д゚)」」」」」」

リンアイ「え、なにこの美声」
シエテ「え……え…??」
ライナルト「な、なんかすごい…語彙を失うぐらいには凄い…」
リーフ「涙出てきた…なにこれ…」
ケシェット「ごらん、観客がみるみる増えていくよ」


バレル「おい…アイツの歌声、あんなにキレイだったのか……?」
ステルラ「練習したんじゃないんですかねぇ? あとは機材が凄くいいとか?」

シエテ「ええ……色んな意味でショック…ビックリするんですが…」
フローラ「ちょっと待ちなさい!まだ終わったらダメよ!喉が枯れるまで歌い続けてもらうから!」
ライナルト「それは先生が危ない!!」


フォルトンが歌い終えても客席からアンコールが沸き上がり、リサイタルは日が暮れるまで続いた


──数日後

フォルトン「いやぁ! 君たち、ありがとうな〜! お陰でリサイタルは大成功だぜ〜! この調子でいけばオイラの歌で学校を盛り上げられるな〜。君たちもアイドル学科、やってみなよ〜。あっ、コイツはお礼だぜ〜。ありがとうな〜!」

ライナルトたちはえんま大王の杓をもらった!

フローラ「ちょっと。CDリリースしなさいよ。買うから!」
リーフ「先生…先生……オレ感動しました…まだ涙が止まりません……」
ライナルト「それは引きずりすぎじゃないかな…」
シエテ「あまりにも上手すぎたのでビックリしました…まさに天使の歌声…」
ケシェット「かなりよさげなマイクだったからね」




オイラのリサイタルを完了しました!


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