▽ 戦術最強の夢

レベル:★★★★★★★☆☆☆
記入者:ローガス
「楽しみにしてるぜ」


モーント「戦術最強の夢。この前ローガス先輩と依頼を一緒にしたんだってね? あれから何かと君たちのことを気にかけてるみたいで、これを書きに来たローガス先輩、うきうきしてたよ。君たちと戦えることを楽しみにしてるみたい」

フローラ「あら、やけに可愛いわね」
シエテ「そんなに楽しみなんですか…?戦術を極めようとする人たちの考えはちょっとわからないな…」
ライナルト「強くなってヒーローになるって夢、俺にもあるからな!戦術のロマンというか…あるじゃん」
シエテ「あるんですね」


モーント「先輩は校庭で待ってるって言ってたよ。会いに行って話を聞いてあげて」


《校庭》
リンアイ「いたいた。わかりやすいな」
リーフ「ローガス先輩!」


ローガス「よお。受けてくれてありがとうな。簡単に説明する。まず人数だが、必ず6人で来てくれ」

ケシェット「え、君1人と俺たち6人?さすがにそれは多勢に無勢じゃないかな…?」

ローガス「……多勢に無勢? いや。いいんだ。俺は戦術最強を目指してる身。どんなに不利な状況でも諦めずに戦い、そして勝てと、バレル先生に教わった。俺がアンタらに勝てる根拠はどこにもないが、勝つ以前にアンタらと手を合わせることに意味がある」

リンアイ「成る程。考えてることわかるよ。あたしもそうするかな」
フローラ「とんだ脳筋ね」


ローガス「それで、場所は体育館だが、来る前に職員室でバレル先生に報告してくれ。これを組んでくれたのは先生だからな。授業みたいなものだし、手間かけさせるが、頼んだぜ」

ケシェット「入学した頃からバレル先生の弟子。彼はこれまで多くの生徒と手合わせしたり、大型モンスターの討伐を1人でおこなったりした強者だ。カグツチのときはまあ…仕方ない。1対6だからって手を抜くと負けるかもしれない」
リーフ「マジっすか。本気でいかせてもらっていいっすか」
シエテ「それが先輩のためにもなります。むしろ本気でいかないとバレル先生が怒るのでは?」
フローラ「あのクソ先生の言うことなんか気にしなくていいわよ」
リンアイ「先生への当たりが強いな…」



《職員室》
リーフ「準備のために1日ほど休暇をいただきました!!」
ライナルト「失礼します。バレル先生。ローガス先輩との手合わせについてですが」


バレル「来たか。ローガスを体育館で待機させている。カグツチ討伐以来あまり時間が経っていないが、アイツは見違えるように成長したぞ。俺が言うのも何だがな。先日俺と手合わせをしたとき、ちょうど実力が拮抗していた。今のアイツだとあながち勝てないことはないかもしれんな」

ライナルト「え、実力が拮抗、だと…!?」
リンアイ「いいね。俄然やる気出てきたな」
フローラ「そう?」
シエテ「やけに冷めてますね、フローラさん」


バレル「行ってやれ。そしてお前らも叩き潰すぐらいのつもりで戦ってやれ。それがアイツのためにもなる。報告を楽しみにしているぞ」


《体育館》
ケシェット「ローガス。待たせたね。いよいよ手合わせだ」

ローガス「待ってたぜ。まあ、肩の力抜いてくれよ。何も気張る必要はない。
そうだなぁ。アンタらは修道士ヴィゴーレの話を知ってるか?」

シエテ「修道士ヴィゴーレ…あ、もしかして」
ライナルト「300年前の冒険者!?」


ローガス「ほら、300年前に世界を救った冒険者の一人だ。戦術学科において右に出るものはないとされる、それこそ戦術最強の冒険者だ。世界中の迷宮を開拓する冒険者だったが、出口が見つかっていない迷宮で命を落とした……そう言われている。
そんな超一流の冒険者でも命を落とす。それが迷宮だ。探索には常に危険が付きまとっていて、いつ、どこで、何があるかわからない。一瞬の気の緩みが命取りになる。忘れちゃいけないよな」

リンアイ「戦術最強といわれた冒険者が命を落とす迷宮…そっちのが気になるな」
ケシェット「俺も」
リーフ「お宝ざっくざくあったんだろうな〜行ってみたいな〜」
シエテ「真面目に話を聞いてください。初心者向けの迷宮でも油断は出来ないんですよ。先輩の言う通り、何が起こるかわかったものじゃないし、今の僕たちでさえ色々な危機に瀕してるんですから」
ライナルト「冒険者が背負うものって重たいものなんだよな。命…大事にしなきゃ」


ローガス「俺もいつか、全ての迷宮を打破したい。その謎を解き明かしたい。そう思って、多くの戦術学科を通ったバレル先生に師事してるんだ。修道士ヴィゴーレを超えるためにも……」

フローラ「それで、ジャンバール1の竜騎士に上り詰めたわけね。………、…」
リーフ「フローラちゃんの顔が険しくなった。これはバレル先生のこと考えてるぞ」
シエテ「先生のことは許してあげてください」
フローラ「一生許さないわ」
ケシェット「君たち。今日は何しに来たんだっけ?」
リーフ「はーい!!ローガス先輩と手合わせ!」


ローガス「…長話ばかりすまんな。始めようぜ。──覚悟!!」

▼ENEMY▼
ローガス Lv35×1


<戦闘勝利>
ローガス「……!! やっぱアンタら、強い。負けたよ。勿論絶対勝てるとは思ってなかったが、負けてみると悔しいな……。だけど、自分の弱点がよーく見えたよ。また修行する」

シエテ「」戦闘不能
フローラ「」戦闘不能
リーフ「」戦闘不能

ライナルト「つっよ………パーティ半壊…」
リンアイ「…修行が足りないな…あたしも竜騎士になるか」
ケシェット「うん。勝てたはいいがこの様だ。タイマンだと話にならないだろうね」


ローガス「今ので、アンタらから学べることがたくさんあった。勉強はまだまだ尽きないな。付き合ってくれてありがとうな。俺から渡したいものがあるから、一度寮に来てくれ」

リンアイ「むしろこっちが学ばされた」
ケシェット「先に保健室で治療させてもらおう」

〜 治療TIME 〜

リーフ「いってぇええええええ!!!!!痛い!!!!!またあばら折れた!!!!!!!!」
ケシェット「そんなに喚く力があるなら十分元気だね」
シエテ「今までまともに戦ったことが無かったのですが…ヤバいですね、先輩。これは本当にバレル先生の跡継ぎになるかも」
フローラ「あんなの増えるのは勘弁願いたいわ…」
ライナルト「俺は憧れるな〜」
リンアイ「なんだろ、ローガス先輩には無駄がないというか…動きに一切の無駄がないし、攻撃に迷いがない。これが先輩の強さで、バレル先生の教えなんだろうな。弟子入りを考えたい」
ケシェット「うーん……まあ、君のスペックなら取ってくれるかもしれないね」
ライナルト「俺も弟子入りしたい。くじけないハートで頑張る」
リーフ「オレはくじけそう」



《学生寮》
ローガス「よお。これは謝礼だ。受け取ってくれ」

ダイアモンドをもらった!

リーフ「何に使うの…?」
シエテ「ダイアナックルという武器が作れる廃品です」
リーフ「これ廃品なの!?」


ローガス「アンタら、そのうちバレル先生と戦ってみたらどうだ? 生徒たちが束になっても敵わないっていう噂、ホントだからな。だけどアンタらなら勝てそうな気がする。……ま、余談だよ。忘れてくれ。俺も頑張るから、アンタらも頑張れよな!」

ライナルト「ありがとうございました!また手合わせしましょう!」
リンアイ「生徒たちが束になっても敵わない…?フローラさ、バレル先生ともみ合いになったときのこと教えて」
ケシェット「数十分はもってたからかなり抵抗したんだろうね。わかるよ」
フローラ「ホントに体幹化け物よ。真っ向から魔法を受けてもビクともしないんだから。刃なんて刺さらないんじゃないかしら」
リーフ「何それヤバい。オレ絶対勝てない」
シエテ「バレル先生が通った学科を調べてみたんですが、今実在している戦術学科は、種族専用学科を除いて全て通ったみたいです。ローガス先輩もきっと…………」
ケシェット「ああー、そうだね。彼は結構な頻度で転科を繰り返していたよ。勿論戦術学科が中心だけど、竜騎士が使える魔法を最大限に活用するためにアイドルも通ったとか」
リンアイ「アイドル………??一体なぜ………???」
ライナルト「うわー、凄いな。俺も今日から徹夜で修行しよう」
フローラ「体壊すからやめなさい」


戦術最強の夢を完了しました!


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