あの花はどこに咲いていたっけ

ワスレナグサ


朝から贅沢なご飯を食べてお腹いっぱい、幸せ。

「ごちそうさまでした、片付けは流石に私がやるから座ってて」

黒子と火神が食べ終わったのを確認して使った食器を回収して台所へ向かう。今日は昨日と一変して曇りのない青空だった。

「今日は天気も良いしバスケやりに行こうか」

食器を洗い終わり手を拭きながら二人に声をかける。

「よっしゃ、早く行こうぜ!」

火神が嬉しそうに立ち上がる。

「火神くん、出かける前にその可愛いパジャマから着替えましょう」

「わーってるよ!可愛いって言うな!」

「二人とも可愛いよ」

家の近くにバスケットコートがある公園なんてあったかな?位置情報を使って検索をかけると徒歩15分位の距離にあった。徒歩だと少し遠い気がするけど歩きと車で迷う。

「家から徒歩15分位のところにコートがある公園あるけど歩くのと車どっちが良い?」

「この辺りを散策してみたいので歩くのはどうでしょうか」

「俺はどっちでもいいぜ」

「じゃあせっかくだし歩いて行こうか」

新しく買ったバスケットボールとサンドイッチを持って家を出た。

「そっちの世界のこと聞いていい?」

やはり向こうの世界のことも気になる。

「どうしたんですか」

少し前を歩いていた黒子が振り返った。

「いや実際のキセキとかどんな感じか知りたいなーって」

「アイツらすげーぜ」

楽しそうに火神も会話に加わる。

「そんなすごい人たちに黒子くんと火神くんは勝ったんでしょ、二人も充分すごいじゃん」

「まあな」

「チームメイトのおかげです」

バスケのことを話す二人はすごく楽しそうで、何かに夢中になったことのない私は少し羨ましくなった。

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