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恋という字は変っていう字によく似てる





確かに、と思う。なぜなら自分でなく、家族ではない、赤の他人の一人に対して感情が揺れ動き、脳に刺激を与えてそれを恋だと変換させる。よく考えれば不思議な現象だ…





俺も恋はした
初恋は幼稚園の時、相手は赤いリボンがよく似合う女の子だった。次の恋は小学5年生、仲良かったクラスの女子、そっから女バスの後輩、バイト先の同期、三代目に入ってからも何人か付き合ってたけど、長くもって1年くらいで別れてた。厭きたわけでもなく、浮気をしたわけでもない。愛情は注いでたつもりだった…。でも別れる理由は決まって"一緒にいてもホントに好きなのか分からない"だ。

でもその理由には納得してしまう所がある
初恋以外の恋は全部、脳に刺激がいかなかったから

多分人によっては相手を見た瞬間、コイツだ。なんて分かる人がいるんだろう。いつでも会いたいとか側にいたいとかそう思えたり…それが恋なんだと思う。俺には…きっとそういう想いが足りなかったんだ。というかきっと…まだちゃんとした恋をしてないんだと思う、初恋以外は。



だからこの現象は…きっと恋なんだ


見るとドキドキする
何かにつけて会いたくなる
少し触れるだけで全身が熱くなる
…自然現象で勃ったりする


認めてしまえば楽だ
だがこれは…この恋だけはしてはいけなかった



だから俺はこの恋に蓋をする
俺は絶対に告白しない
繋がりたいと望まない




ただ、そばにいたいだけ




それ以外何も望まないんだ







…本当に、何も……




そう望んで決めたのが
もう4年前





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