後書き
雰囲気不気味な話が書きたかった。
答え合わせもどきを致しますと、黒猫の悪魔に嵌めれた坊ちゃんの図。
黒猫(人間と結婚する)→人間が死ぬ→その墓を守る→墓が朽ちてくる→じゃあそろそろ夫の元へ行くか→墓守がいなくなった墓が心配→じゃあお金もあってずっと守ってくれそうな人探そう→伯爵ロックオン
おおよその流れはこんな感じ。
ライラックの花は文中で執事が言ってましたがほぼ演出。でも黒猫としては夫がライラックを飲み込んでくれたことが嬉しかったというのもある。
もし本当に永遠に過ごせるのであれば黒猫は速攻ごっくんしてた。
ガレット・デ・ロワの皮肉について。
美味しそうですよね。中に入っているフェーヴの役割といいますと、引き当てた人物の願いを聞き、幸運を運び、喜ばせる、そんなもののように私は捉えまして子どもを喜ばせるために大体大人が引き当てても子どもに譲ったりするんですよね。
子どもを喜ばせ、願いを聞く。あなたはこの人形のようだわ、と黒猫は言っているわけです。
墓守に仕立てあげる方法としてはいくつか考えていたのですが、あえて黒猫には何もさせませんでした。
悪魔のくせに愛を語り長い時を過ごし、そして自分がいなくなった時のための保険として伯爵を選んだ黒猫。ご丁寧に伯爵邸に訪問してきては手土産を置いていく淑女。
伯爵は黒猫を客人だと認識しておりますから、客人からの頼みごとは基本、叶えますよね?
そして黒猫は頼みごとをしている立場ですから、最後の最後でネタばらしもとい、よろしくお願いしますね、と念を押しています。
ガレット・デ・ロワの上にちょこんと乗せられていた王冠!
普通これ、わざわざ砂糖菓子なんかで作ったりはせず紙なんかで作ると思うのですが、ここではお菓子にさせてもらいました。
最後の最後で笑うのは私、王冠を被るのはあなたじゃなくて私なのよ、甘いわね、というような。
黒猫、なかなかいい性格をしてらっしゃる。
この後黒猫は地獄とかそういう場所で夫と再会して幸せに暮らす。(悪魔と結婚したから夫も地獄行き)
多分伯爵に呼ばれたら地上に出てきたりもする程度には恩を感じてる。契約はしないから命令は聞かないけど、家主のお願いなら叶えてあげるとかそういうスタンス。
夫との間に子どもができなかったからか伯爵を甘やかす傾向にある。
もし執事と共闘することになったりしたら人型になって素手で戦う。物理じゃコラ。
ありがとうございました!