"6月6日6時にとある儀式をすると悪魔を召喚できる"という都市伝説を知り、軽い気持ちで実践してみようとする名前。まぁ絶対何も起こらないだろうなと思いながらも手順通りに儀式を行うと、禍々しい光が広がって。
「────人間界か。ここに来るのは久しぶりだな。お前か?私を喚んだのは」
知らない男の声が聞こえて驚く。恐る恐る目を開けてみると、そこには……
「て、てれびに手と足が生えてる……!」
「……は?」
「TVお化け!?体調が悪いときに見る夢!?」
「TVおば……!いや、私の名はVoxだ!そしてこれは夢でもない!全く、失礼かつ命知らずな人間だな、キミは」
どこか機嫌が悪そうに語るテレビ頭のナニか。まさか、本当に悪魔を召喚してしまった……?冷や汗をかきながら「ごめんなさい、私間違えて召喚してしまったみたいで……帰ってもらって大丈夫です」と言うも「それは無理な話だな。召喚した以上、契約を交わすまで帰ることはできない」と言われてしまい絶望する名前。
「さあ、願いを言え。対価と引き換えに、キミの願いを叶えよう」
……対価?怖い。絶対言ったらいけないやつだ。そう思い口を噤んでいるものの、彼の渦巻く瞳を見ていると、意識が朦朧としてきて。気がつけば勝手に口が開いていた。
「めちゃくちゃ一途で超絶イケメンなハイスペック彼氏が欲しいです。……えっ!?」
「……」
何故か勝手に願いを口にしていたことに焦っていると、先ほどまでニヤリと悪どい笑みを浮かべていたヴォックスの表情がどこか憐れむような目付きに変わる。え、何その目。悪魔なんだから人間の欲深い願いなんて聞き慣れてるんじゃ?悪魔にも憐れまれる私って一体……。
「……その望み、叶えよう。だが、一つ言っておこうか。願いに応じて対価は左右されるのだが、キミの願いはかなり難解……つまり、対価もかなり大きいものになる。既に撤回は不可能だ、せいぜい覚悟しておくんだな」
「……え?」
聞き返す間も与えられず、彼に無理やり手を握らされる。刹那、青色の眩い光が辺りを照らして。気づいた時には、謎の魔法陣が手の甲に刻まれていた……。
から始まる、非モテ人間名前とヴォックスのレッツ・恋人作りデイズ(全くもって上手くいかない)のドタバタラブコメディ、読みたい。
悪i魔の日ということで、滑り込み&突発的に考えたヴォックス夢
ヴォックスに見初められて無理やり地獄に引き摺り込まれたいという願望もありつつ、人間界でヴォックスとやいのやいの言いながら生活してみたいなという気持ちもあります