「勝己くん!談話室に皆で短冊飾るから願い事書いて 」
「ア゙?願い事だァ?」
短冊を差し出すと、怪訝そうにこちらを見てくる彼。
「ンなもん俺ァ書かねェ」
「えーなんでよ!みんなに頼まれてるからお願い!」
「俺ァ叶えたい事は全部実現し殺す。だから余計な願がけなんざ必要ねーんだよ」
「え、実現し殺すって何…」
でも何だか彼らしいな、と思いつつ机に短冊を置いて「気が向いたら書いてね」と言い残して去ろうとすると、「…おめェはなんか書くんか」と呼び止められる。
「うん!もう書いたよ」
これこれと短冊をひらひらさせながら言うと、いきなりそれを奪い取られて。
「あ、ちょっと…!」 自分の、[ 勝己くんとずっと離れない。]と書かれた短冊を見られて少し恥ずかしい。彼は女の子の短冊を読むと、カッカッと何やら短冊に殴り書きして「ン」と言って女の子と彼の短冊を渡してきた。彼の短冊には、
[ 離れたらコロス 勝己 ]
なんて、でかでかと書いあるので思わず吹き出してしまう。
その後、A組全員の短冊が飾られた談話室に、「お前ら短冊越しに会話すんなよ!!」という上鳴くんの盛大なツッコミが響いたとかなんとか。