「えっ」
当然ながら驚く彼。どう答えよう、という事よりもなぜそんなことを突然尋ねてきたのかに戸惑っている模様。
「…急に、どうしたの…?」
「えっと…何となく気になって?」
そう言うと、なんだか少しだけ落胆した様子の彼。しばらく沈黙が続いたのでこちらから何か言おうとすると、彼の方が先に言葉を発する。
「…いるよ」
そう呟く彼の表情は、友人として見てきたものとは少し違ったから、緊張してしまう。
「…優しくて、いつでも一生懸命で、太陽みたいにあたたかな笑顔をする人なんだ。…でも少し危ういところもあるから、放って置けなくて。そんな様子が気になって、いつも目で追ってしまって…気づいたら、そんな君を俺が一番近くで見ていたいと思っていたんだ」
「……え?」
今、なんて。次に続けようとした言葉は、突然転びそうになったことに驚き、届かずに消えてしまう。訪れるはずの衝撃に目を瞑っていれば、
すんでのところで誰かに体を支えられる。ふわりと香る陽だまりに目を瞬かせると。
「…ほら、放っておけない」
耳元でそんな声が聞こえてくるから、どきどきするしかない…。