毎日息をするように好きって伝えてるけど帰ってくる言葉は、「はぁ…」「またかよ」「わかったから黙っとけ」など散々なもの。せめて告白の返事くらいしてくれればいいのけど、それすらもしてくれない。さすがにしょんぼりする。と、そこへ来ましたMr.女の子の味方、コンプレス。
「浮かない顔してどーしたの、お嬢さん。可愛い顔が台無しだぜ?」
死柄木がどうかしたか、なんて言いながら顔を覗きこんでくる。好きって言っても弔くんが全然相手にしてくれなくて…と女の子が相談するとコンプレスは満面の笑み(仮面をしているが)で 「そりゃ解決策は簡単さ。好きって言うのやめればいいんだよ」 と言われたのでその通りに告白をやめてみる。挨拶、雑談、食事中…欠かさず言ってた好きを封印。すると最初は特に何も言及しなかった彼だが、数日も経てばどんどん表情が歪んでいく。女の子はそれに気づくことなく、これで本当に大丈夫なのかな、なんて心配し始めてる。
そして1週間程経ち、とうとう痺れを切らした弔くん。
「……おい。」
“不機嫌です”とでかでか書かれた顔で女の子を呼び止める。弔くんの方から呼ばれるなんて滅多にないことだから嬉しくてにこにこしながら近づいて行くと、唐突に抱きしめられる。
「……お前、もう俺の事好きじゃないの?」
初めて聞いた彼の寂しそうな、不安そうな声。思わず勘違いしてしまいそうな台詞にどきどきしていると、無言を肯定と捉えた彼は女の子を抱きしめる腕を強める。そして耳元に口を寄せ、
「……今まで素直になれなくてごめん。俺もお前のコト好きだから」
だからさ、お前もまた好きって言って?と甘えたような声。さらに女の子の顔を覗きこんで、上目遣いで首を傾げてくるもんだから全力で頷く以外ない。
結果・女の子とMr.コンプレスの完全勝利S。