気になる子への距離の詰め方(轟)





好意だだ漏れ。隠す気が全くない。というか隠せないし、なんなら隠すという考えすらない。常に女の子の視界にいる。女の子がいるところに轟くんはいるし、轟くんのいるところに女の子がいる。クラスの一部からは裏でハッピーセットなんて呼ばれている始末。休み時間は瞬時に女の子に話しかけに行って、昼食の隣の席は誰にも譲らないというものすごい執念。

「お前ら付き合ってないの?」
と問われると、
「?あぁ。まだ付き合ってねぇ」
なんてツッコミどころ満載な回答が返ってくるので周りは困惑するしかない。


とある休み時間。彼はいつも通り女の子に話しかける。

「なぁ」
「どうしたの?」
「お前、俺の事好きか?」
「!!?」

なんの脈絡もなく爆弾投下してくるから女の子もクラスのみんなも唖然。

「な、なんでいきなり…」
「いや、もしお前が俺の事を好きなら、付き合いてぇと思って」
「!!!?」

真顔でそんなことを言ってくるので女の子は大パニック。「…轟くんは、その…私のことが好きってこと?」 やっとの思いでそれを口にすれば、「…言ったことなかったか?」 と普通に天然発揮してくる。真っ赤な頭をブンブンと縦に振る女の子。すると、 不意に女の子の顔に手を添えてきて。

「わかった。じゃあこれから毎日言うことにする」

……これから更にあついアプローチが始まるようです。




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