奥手そうに見えるけど、実はどストレートな彼。
「もし良かったら、今日一緒に帰らない?」
「今度猫カフェ行くんだけどさ、興味あるなら一緒にどうかな」
他クラスなのに人目もはばからず、わざわざ女の子の教室まで話しかけに来てくれる。最初の頃は、
「おいコラ心操ー!お前うちのクラスの女子に何の用だ!?」
「あんた達には関係無いよね」
なんて一部の男子とちょっとした諍いが絶えなかったけど最近では健気に通う彼の誠実さに感銘を受け、むしろ全力で応援されるようになってる。
(頑張れよ心操!)
目線で伝え、 サムズアップするA組男子達を全力スルーした彼は、今日も女の子に笑顔で話しかける。
「今日は昼休みの予定空いてる?」
「うん!…だけど、心操くんはいいの?クラスの人との関わりとか…」
「心配してくれるんだ、優しいね。でも俺は大丈夫だから」
そう言ってくる彼だけど、なんだか腑に落ちない女の子。彼にだって同クラスに友達がいるのを知っているからこそモヤモヤしてしまう。そんな女の子の様子を見兼ねた彼は、口を開く。
「……気になる子に意識して欲しいのはもちろんだけど、なにより俺が一緒にいたいからさ」
…だから本当に心配しなくていいよ。
初めて決定的な一言を告げた彼に女の子は赤面。 それを聞いてたみんなも赤面。忘れてませんか心操くん。ちなみにここ、教室です。