距離感がバグってる。女の子の頭に寄りかかったり、肩に手を回したりといったスキンシップがとにかく激しい。他メンバーがいる中で大胆な行動をすることに一切躊躇がないので、女の子はいつも羞恥と戦ってる。ちなみに抵抗したらもっと酷いことになることは目に見えてるので、拒むという選択肢はない。 彼に気に入られてしまったが最後。
女の子はそんな彼にどういう感情を抱いていいか分からない。いつも何を考えているか分からないし、それがどういう意図での行動なのか謎しかない。
そんな疑問を、ある日全て彼にぶつけてみる。
「仲間とコミュニケーションを取るのは、大事なことだろ?」
そして、盛大な嘘で誤魔化される。これにはさすがにムッとして、ずんずんと彼に詰め寄っていく女の子。
「…荼毘、私は真剣に、」
そこまで言うと人差し指で彼に唇を閉ざされる。思わず彼を見つめると彼はスッと目を細めた。
「…ンなことが気になっちまうなんて…随分と俺に絆されちまったみてェだな?」
勝ち誇ったように、彼が嗤う。様々な感情が入り交じり、真っ赤になる女の子。
「、ちが」
そんな否定の言葉さえ、彼の唇に塞がれてしまって。
「…素直になれよ」
甘い毒のような言葉に誘われれば、もう抵抗する術はなかった。