「何でだ!!?」
両肩を掴み、ものすごい剣幕で詰め寄ってくる。でもそんな顔もイケメン…なんて呑気なことを言っている暇はなく。
「俺が何かしちまったのか?」
「もう俺の事嫌いになったのか?」
「別れたいのか?」
「そんなの絶対許さねぇ、俺は別れないからな」
どんどん趣旨ズレてくし、話がヒートアップしすぎて収拾つかなくなる。これにはさすがに身の危険を感じた女の子。彼からの愛は十二分に伝わったので、「ごめん!変な事言って…これは冗談」 と降参し、今日も今日とて共寝することに。
普段の密着度3割増で眠る夜。当然の事ながら、全く眠気が起きない。ぎゅぅ、 と抱きしめてくる彼に、ふと尋ねる。
「焦凍にとって、私と一緒に寝ることってそんなに大事?」
すると、 なんだか微妙な表情をする彼。
「……普通に、好きな奴にはずっと触れていてぇだろ。でも、さすがにずっとくっついてる訳にもいかねぇから…夜くらいは、離したくねぇ」
当然だろ?とでも言うかのように言い放つと、 さらに強く抱きしめられる。 独占欲に塗れた彼の言葉は、 深く、 重く、そして愛おしく。心の底から満たされていくのは、言うまでもない。