もうなんかこの世の終わりみたいな顔してる。ひたすらに絶望、絶望、絶望…。 その顔は青さを通り越して真っ白に。いろいろと燃え尽きちゃってるそれそのもの。
さすがに彼がここまで落ち込むとは思っていなかった女の子。彼を理解しきれていなかった自分が不甲斐ないし、彼をここまで沈ませてしまった罪悪感も半端ないので2人して心が死ぬという謎の構図が生み出される。もはやコント。でも本人たちは至極真面目なので笑えない。
「環くん…じょ、冗談って言ったら怒る…?」
「…いや、無理しなくていいよ…優しい嘘ほど辛いものはないから…」
「あ…」
「「………」」
まさに地獄の時間。なぜこうなった。このまま別れでもしたら…。言いようもない焦燥感に苛まれて。思わず涙が溢れそうになったその時、ふと彼に抱き寄せられる。
「…ごめん、さっきのは嘘だ」
宥めるような優しい声色。?と頭を傾げれば、苦笑する彼。
「最初のは正直応えたよ。でも、冗談というのは本心だと分かっていたんだ…それでも伝わってないふりをしたのは、ちょっとした仕返し」
ごめんね、と囁く声はじんわりと胸に溶けて。私もごめんと返せば、優しく頬に口付けてくれた。
彼女日記:
一緒に寝ない宣言=この世の終わり。要注意。