(5/5) お注射しないで とても地球によく似た星の日本によく似た国のとある町の片隅に、少し特殊な動物病院がありました。 そこで診察してもらっている動物は、動物と言うより、人間に近い獣人です。 この星には、人間と動物の他に人間と動物の中間のような生き物がいました。 それは元々、愛玩動物を改良して人間が作り出したもので、遺伝子操作により、人間と動物を掛け合わせたような、俗に獣人と呼ばれる生き物を作り出すことに成功したのです。 それは人より知能こそ少し劣りますが、ちゃんと教えてやれば人間の言葉を話すことも出来ました。 知能は成獣人で、小学四年生程度でしょうか。 獣人は基本的に人間の手によって育って行くため、人間にとても従順です。 素直で可愛い子供のようです。 そんな素直で可愛い子供が動物の耳と尻尾(しっぽ)を備えているのですから、その可愛さったら他に例えようがありません。 時にその可愛さから人間に交尾の相手をさせられたりもしますが、そもそも遺伝子が違うので、妊娠する心配はありません。 獣人のメスが人間の子を孕むことがなければ、人間の女性が獣人の子を孕むこともないのです。 そのことから、獣人は人間から性的に搾取されることがよくありました。 ちゃんと躾(しつけ)をしておかないと、成獣人が人間を性的な意味で襲うこともありました。 しかし、どちらの場合も人間が人間に手をかける場合とは違い、法に触れることはありません。 そんな法の目を掻い潜(かいくぐ)り、幼い獣人がショタコンやロリコンと呼ばれる特殊な性癖を持った人間から玩具にされたり、成獣人が人間に強姦されたりすることがあったのです。 それはさて置き、そんな星の小さな獣人病院に、飼い主さんに連れられ、一匹の子犬がやって来ました。 その病院の待合スペースには、飼い主と一緒にやって来た獣人で溢れています。 飼い主に連れられた小さな獣人には違和感がありませんが、自分より小柄な飼い主さんに連れられた成獣人は違和感がありまくりでした。 獣人は犬や猫が大半ですが、なかには虎やライオン、狼や羊といった珍しい獣人も飼い主さんに甘えています。 「米本ロク様ー、診察室へどうぞ」 そんな中、先程の子犬が呼ばれました。 子犬は自分が呼ばれたことがわかるようで、一瞬、びくんとして飼い主である大学生の青年を見上げます。 「ほら、痛いの治してもらおうな」 飼い主さんに頭を撫でられた子犬はどうやら安心したようで、飼い主さんと一緒に診察室に向かいました。 診察室は動物病院ではなく、人間の病院と同じ造りでした。 動物病院にあるような診察台はなく、代わりに簡易ベッドが部屋の片隅に置いてあります。 人間の病院と同じように、ベッドの傍らには脱衣籠(かご)も置いてあります。 獣人も人間と同じように服を着ているので、上着をかけるためのハンガーラックや飼い主さんが待機する用の椅子も置いてありました。 「ロクくん、今日はどうしたのかな?」 一通り飼い主さんと病状や原因について話をした後、お医者さんが優しく子犬のロクにも質問して来ました。 ロクは秋田犬の子犬ですが、まだ小さいので『ハチ』ではなく『ロク』と言う名前で呼ばれています。 飼い主さんは、ロクが大きくなったら『ハチ』と言う名前に変えるつもりです。 「おなか、いたいの」 隣に座っている飼い主さんの後ろに隠れながら、ロクは怖ず怖ずと口を開きました。 病状や原因は飼い主さんから聞いていましたが、お医者さんはどうやらロクの口から直接聞きたいようです。 「どうしてポンポンが痛いのかな?」 「…………っっ」 そう聞かれて、ロクは思わず身構えました。 聞かれたと同時に、お医者さんの手がロクに伸ばされたからです。 「ロク。ちゃんと先生に言わなきゃだめだよ。どうしてお腹が痛いのか」 飼い主の青年にそう言われて、ロクの小さな体がびくりと小さく跳ねました。 「き、昨日、ご主人さまのおちんぽミルク、ぼくが出さないで眠っちゃったから……」 びくびくしながら涙目で、飼い主さんを窺いながらそう言います。 「そうか。じゃあ、今日はおっきいお注射でうんちを全部出しちゃって、それから、先生のぶっといお注射でお薬をたっぷり飲ませてあげようね」 お医者さんにそう言われて、ロクは怯えた目で飼い主さんを見上げました。 ******* 実はお医者さんは飼い主さんのお友達で、飼い主さんは獣人医の卵なのでした。 お医者さんは飼い主さんが通う大学の先輩で、お医者さんは、お医者さんになりたての研修医です。 お医者さんと飼い主さんは、中学、高校時代は連れ立って悪いこともいっぱいして来ましたが、それらの悪事は全て二人の父親が揉み消してくれました。 今では自分たちで始末が出来るので、今でも時々、二人はつるんで悪さをしています。 それはさて置き、とうとうロクは裸に剥かれ、うんちを全部出されました。 水しか出ないようになるまで水をたっぷりお注射され、二人の前でうんちをするところまで見られています。 ロクがされたのは医療の浣腸と言うよりは、シャワー浣腸に近いものでした。 排泄を促すための浣腸液じゃなく、大量のぬるま湯をお尻の穴に注射して、お腹の中を綺麗にするものです。 正式な治療とは少し違いますが、出すものが何もなくなったお陰で、お腹の痛みは治まっていました。 「さあ、これですっかり綺麗になった。それじゃあ、お薬をお注射してあげようね」 しっかり飲んでねと言われて、お医者さんの大きなものを注射されました。 (――ばちゅんっ) 「あうんっ、やらっ。お注射やらっ、お薬いらないっ」 ロクはお注射が大嫌いで、いつも頭を激しく振って抵抗します。 お薬の注射は、飼い主さんがおちんぽミルクを飲ませてくれるのと同じ方法ですが、飼い主さんのもの以外は挿入して欲しくないのです。 「こら、ロク。我慢しなさい」 「ああんっ。もうおにゃか、痛くないのにぃっっ」 何しろお医者さんは、なかなかお注射をしてくれません。 「パンパンやーーっっ」 お尻が壊れそうになるくらいに何度もパンパンされて、やっとお薬をお注射されるのです。 先生のお注射は、うんちを出す時のお注射よりも何倍も太いので、お尻の穴が切れそうになりました。 けれど、獣人のお尻の穴は便利で頑丈な穴で、どんな大きなものでも、切れずにぐっぽりと咥え込むことが出来るのでした。 「おほっ、来た来た来たっ。ロクくん、今からお薬出るからね……っ」 「ひぁぁぁんっっ」 そう言って、お医者さんは腰の動きを速くしました。 ロクのお尻からはぐっぽぐっぽ、パンパンとやらしい音が聞こえ、お医者さんのお注射が出し入れされる度に、お尻の穴が持って行かれそうになっています。 飼い主さんは、その様子をビデオで撮影していました。 ロクの成長を記録したホームページ『秋田犬♂獣人ロクの成長日記』にアップするのでしょう。 「はぁっ、よくがんばったね。次は定期検診かな」 そう言って、薬を注射し終えたお医者さんはロクの頭を撫でてやり、力をなくしたお注射をロクの中から抜きました。 お医者さんからのお注射が終わった後、飼い主さんのおちんぽミルクと同じように二人が見ている前で掻き出さないといけないのですが、どうしてせっかく飲んだお薬を出さないといけないのかが、ロクにはよくわからないのです。 「お大事に」 定期検診は毎週火曜日なので、明日も来ないといけません。 そうこうしているうちに、ロクは、もっとお注射が嫌いになってしまいました。 おしまい。 ▽キャスト ペット:ロク(2) 飼い主:米本(24) 獣医師:お医者さん(25) ロクは秋田犬の獣人で、人間だと小5ぐらい。 体格も同じぐらいですが、一年もすれば飼い主の身長を追い越して『ハチ』になり、飼い主さんにおちんぽミルクを飲ませるまでになる予定。 飼い主の青年は、実はその日を楽しみにしている……って言う裏設定があったりなかったり。 2017/01/10 <<前のお話(*) (#)次のお話>> 5/5話 [戻る] [TOPへ] |