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A公園で逢いましょう

とある晴れた日の午後4時すぎ。
近くの中学校の制服を着た少年が、ふらりとA公園にやって来た。

A公園は子供たちの間で通称、お化け公園と呼ばれていて、子供たちはほとんど利用しない。
と言うのも一通りある遊具、ぶらんこ、滑り台、シーソー、ジャングルジム。
どれをとっても酷く錆び付いていて使い物にならないからだ。
それ以前にいつも空気が澱(よど)んでいて、昼間からホームレスの男やくたびれたサラリーマンたちがベンチで飲んだくれていたりする。

案の定、少年が公園に足を踏み入れた途端、ホームレスらしき男に絡まれてしまった。

「坊主、いくらだ?」

その問い掛けに少年は、

「ごめん。先約があるんだ」

にっこり笑ってそう返した。

A公園は子供たちの間ではお化け公園と呼ばれて避けられていたが、一部の人間には重宝されている。
それは男性同性愛者で、この公園は、所謂、発展場として男性同性愛者の出会いの場となっていた。
少年は何度も男に声をかけられるも、軽く笑っていなしている。

「チッ、先約済みかよ。坊主、まさかまた援交の待ち合わせ場所にしてるんじゃないだろうな」
「ふふっ、よくわかったね」
「やっぱりか」

程々にしとけよと言う男も、少年を買っていると言う自覚があるから、深くは追求しない。
少年は公衆便所前のベンチに座っている男に近寄り、

「……ロリコン博士さん?」

男の服装を確認した後、怖ず怖ずと声をかけた。

「歩夢(あゆむ)くん?うそ、マジで学ランじゃん。やべっ、なんか興奮するんですけど!」

一人で盛り上がってるこの男は、少年の今日の援交相手で、男はノンケの引きニートらしかった。

「えへへっ。学校が終わって急いで来たからね」

男とは某SNSで知り合い、内メールのやり取りを経て、こうして会うことになった。
援交少年の歩夢は、プロフィール欄にゲイのDC1だと書き込みをしていて、あわよくば歩夢をものにしようと様々な男たちから連絡が入って来る。
その中から後腐れなさそうな男をピックアップして、歩夢は直接会っていた。
援交とは言えお金をもらうのはお小遣がなくなった時ぐらいで、

「それよか、マジで無料(ただ)でいいの?」
「うん。別にお金が欲しいわけじゃないからね。それよか、腰が抜けるぐらい気持ち良くしてくれるんでしょう?」

歩夢の目的はお金じゃなく、ただ気持ち良くしてくれればそれだけでよかった。




*******

「な、なんだこれっ。ちんこに絡み付いて来るっ。締め付けが半端ねえっ」
「ああんっ、すごいっ。歩夢のおまんこ、めくれちゃうっっ」

薄闇の中で二つの人影が蠢いている。
一つの影は歩夢のもので、個室の壁に体を押し付け、背後から男に犯されていた。

さてどこでしようかとなった時、肝心の場所を決めていなかったため、男が自分の部屋はどうかと言い出した。
いかにも美少女アニメが好きそうなロリコンの男の部屋に入るのは気が引けると言うよりも、最悪、監禁でもされそうで冗談じゃない。

「ねえ、博士さん。僕、もう我慢出来ないよ」

そこで、一芝居うって上目使いで可愛くお願いした結果、目の前の公衆便所の個室で手っ取り早く済ますことになったのだ。
案の定、男はいきなり入れようとしたが、

「博士さん。ちょっと待って……あ、うんっ」

歩夢はそう言って、あらかじめ準備しておいたアナル栓を引き抜いた。
相手がノンケだと言うことで、こう言うこともあろうかと、下校前に学校のトイレでアナルと直腸に粘着質の高いゼリータイプの潤滑剤をたっぷり塗り込み、自らほぐしておいたのだ。
近年の男の娘ブームのせいか、ロリコン男の初めての相手をすることも多く、そこのところは準備万端だ。
ノンケでロリコンの男は、アナルも女性器と同じように考えているから始末に終えない。
中出しをしたがる男にコンドームも自分からつけてやり、歩夢は万全の体制でことに及んだ。

「うわっ、締まるっ。まるでJSとやってるみてえ」

個室に入ってすぐ、歩夢は学生ズボンを下着越しに脱いでしまった。
そしてズボンと下着をフックにかけたところで、

「これが男の娘のお尻かあ」

そう言って、男が背後から襲って来た。
歩夢は、男の娘じゃないんですけど。
そう思ったが、当然口にしない。
中学生にしては小柄な歩夢は女顔をしていて、小学生の女の子と間違われることもあったのだ。
そんな歩夢に大喜びで、男は最初から無茶苦茶に腰を振って来た。

「はあ、はあ、はあ、」
「あっ、あっ、あうんっ」

若干突き出している歩夢の可愛いお尻を掴み、男が激しく腰を打ち付けている。
パンパンと小気味よい音が狭い個室内に響き渡り、今、誰かが用足しに来たら間違いなくその音や歩夢の喘ぎ声を聞かれてしまうだろう。
だがしかし、ここは発展場なのだ。
こんなことは日常茶飯事で、歩夢は、公衆便所が空いていたことに感謝したいぐらいの気持ちだった。
と言うのも暗黙の了解で、こう言った公園の公衆便所の場合は、誰かが使っていたら遠慮するのがマナーの一つになっている。

男の体に隠されて、男の背後から見ると小柄な歩夢の姿は全く見えなかった。
そんな中、声変わり前の少年の可愛い泣き声がして、その様子はさながらゲイビ撮影のようだ。

「ああんっ。博士のおちんぽ、おっきぃようっ」
「はあっ、はあっ、ここが歩夢ちゃんの前立腺?思いっきりついてあげるから、いい声で泣いてね、っとお!」
「あはんっ、博士のおちんぽ来たーーっっ」

いつの間にか歩夢は男を呼び付けにしていたが、これはこれで博士と助手の関係のようで面白い。
どうやらオタクの男もまんざらでもないのか、妄想をフル稼動させながらこの状態を楽しんでいた。
男は『お尻の穴』や『ケツまんこ』と言ったゲイ向けの淫語よりも、少女向けの『おまんこ』や『おっぱい』なんかの表現が好みらしく、歩夢は意識してこれらの言葉を使っている。
自分のことを『僕』じゃなくて『歩夢』と呼ぶのも、この男仕様と言ったところだ。

「そーら、三点責めだぁ!」
「ああんっっ」

男はそう言って、歩夢の性器と乳首も責めだした。

「ねえ、歩夢ちゃん。おまんことおっぱいとクリちんぽ、どれが一番感じる?」
「ああんっ、そんなあ……っ。全部っ。全部気持ちいいよぉ……っ」

だから男の娘じゃないってば。
歩夢は内心そう思っていたが、これはこれで十分に楽しめた。
何より男のものはかなり立派で、ここ最近の中でも一、二を争うサイズで太さも申し分なく、それだけで十分に楽しめた。
唯一、台詞やら男の娘扱いされるのだけはやめて欲しいと思いつつ、そこんとこは割り切って、ただ快楽だけを追う。

「ああんっ、イッちゃう。歩夢、イッちゃうよぉ……」
「歩夢ちゃん、イッちゃうの?イッて!歩夢のおまんこイッちゃうっていいながら!」

そこはクリちんぽじゃないのかよ。
そうツッコミたいところだが、今度はそんな余裕がなかった。
ごりごりと最奥を刺激され、抽挿の度に前立腺をぐにぐに押されるのだから堪らない。

「ああ、イクイク……ッ!歩夢のおまんこ、イッちゃうーーっっ」

その言葉通り、歩夢はアナルだけでイッてしまった。
びくびくと奥が激しく痙攣するも、射精にまでは至っていない。
なのに連続してイキ狂ってしまうこの状態は、歩夢にとって、まさにイキ地獄だ。

「じゃあね。ロリコン博士さん。とっても気持ち良かったよ。また誘ってね」

ことが終わり、歩夢は男にそう言って笑った。
だいたいの男は一度で終わりにする歩夢だが、どうやらこの男のものはそれなりに気に入ったらしい。


ねえ、おじさん。
お誘いの合言葉は『A公園で逢いましょう』でお願いね?

それを某SNSの内メールの件名に入力してくれたら、また会ってあげてもいいよ。

ただし、いっぱいいっぱいイカせてね?



End.

※実は短編小説の『A公園で逢いましょう』を先に書き始めていて、こちらは短編小説のスピンオフと言ったところですね。

▽キャスト
受け:歩夢(13)
攻め:ロリコン博士(26)

引きニートさん、実は案外、若かったりする。


2016/12/26

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