memo

※七海と付き合ってる前提で総受けまでは行かないけど総構われ風味。
好意抱いてる子もいる

七海

夜、映画を見ようと言ったのは彼で、あまり使われることのないテレビの前のソファに並んで座って、大きな画面を見ていた。映画も終盤、ふと彼の様子が気になって視線を動かすと音も立てずに静かに涙を流していて、ああ、この人の涙は相変わらず美しいなと思った。薄く張った水膜が青灰色がかった黒い瞳をキラキラと艶めかせて、長い睫毛にまるで雨上がりの蜘蛛の糸のように水滴が絡む。まっしろな頬を伝い落ちていく涙はまるで宝石のように煌めいて。彼の美しい横顔を見つめ続けていると無意識に手が伸びた。どうしたの?という言葉を言い切るその前に衝動的に唇に噛みついた。