memo

※七海と付き合ってる前提で総受けまでは行かないけど総構われ風味。
好意抱いてる子もいる

七海

細く、繊細に作られた芸術品のようなすらりと長い指が、艶やかに流れる絹糸のような黒髪に触れる。する、と髪が持ち上がると同時に形の良い、小振りな耳が現れた。薄い耳たぶをきらりと飾るのは、彼のかつての同級生が開けた穴と、もう1人の同級生が贈った値段が張るらしいピアスだ。
正直、恋人が自分以外の贈ったアクセサリーを肌身離さず着けている、というのは思うところがないわけでもない。が、ここに踏み込むのは、さすがに憚れた。
髪を耳に掛ける、という動作をじっくり見つめられていることに気付いたのか、美しい人は不思議そうにこちらを見る。なんでもないように耳たぶに触れると、もう、と恥ずかしそうに笑った表情が愛らしくて、外にいることも忘れて唇を奪ってしまいたくなった。