序章:少女を呼ぶ声
広い広い森の奥深く、ポケモンたちが多く生息していた。
森以外にも山に、海に、町に、空に、至る所でその姿を目にすることができる
しかし、宇宙にはポケモンが存在しない世界が存在する。
その世界では、ポケモンは存在しないがゲームやアニメとして愛されてきた
その星に暮らす一人の少女もまた、ポケモンのアニメやゲームを愛し尽くしている者たちの一人である。
学校がない休日はずっとアニメやポケモンのゲームをやって大好きなポケモンを見たり育てらしていた。
そんなある日を境に不思議な夢を見るようになる。
それはまさにアニメの世界に自分が入り込んでしまったかのような感覚だった
ポケモンに触れる感触、見慣れない不思議な文字戸惑いながらも町を歩いてみたり、怪しげな服装をした集団に追いかけられたりとかなりリアルな夢を見ていた。
そして集団に追いかけられては、不思議なポケモンに助けられて目が覚めるそんな夢を繰り返していた
≪……其方を待っていた……いつか、必ずーーー≫
少しだけ高い声が脳内に響いてきた。これは助けてくれたポケモンの声なのかな?
あたりが光に包まれて私は意識を手放した。
ぱちりと目が覚めるとそこは自分の部屋だった
あまりにもリアルな夢の体験に寝たはずのに体が疲れていて体が怠く感じていた
今日は金曜日まだ、学校がある
あぁ、学校めんどくさいなと思いながらもそろそろお母さんが起こしに来るので体に鞭打って着替えて下に降りる
すると朝食を食べているお父さんと準備しているお母さんが部屋にいた
お父さんは朝のニュースをみながらご飯を食べていてこちらに気づいて「おはよう」笑みを浮かべて挨拶をしてきた
私は眠い目をこすりながら「おはよう」と答える
椅子に座ると朝食が目の前に置かれたお母さんは呆れながら「また遅くまでポケモンやってたんでしょう?」と…
いや、昨日は確かにやっていたが九時にはもう寝るようにしているしゲームは長くやっていない寝ぼけながらも朝ごはんの鮭と卵焼きを口の中に頬張る
ご飯を食べ終えてふらふらになりながらも「行ってきまーす」と気だるげに挨拶すると玄関までやってきたお母さんが「車に気を付けるのよ!信号にも気を付けてね!」とふらふらしている私に心配そうにしながら釘を刺した
学校までの道のりは徒歩で15分くらいの距離にある8分くらい歩いたところに歩道と信号がある。まぁ、滅多なことでは事故は起きないだろう信号さえ、きちんと守っていれば
私は信号が青になったのを確認して足を動かしたすると後ろにいた男性が「お、おいあの車の様子なんかおかしくないか?!」と話していた声など聞こえず信号を渡る
その車は、私と同じようにふらふらしながら青信号で渡っている私がいる歩道にまで迫ってきた。歩道が青なので当然車道は赤のはずだ信号無視なうえに運転手は車を止めることなく走らせて私に迫ってきていた
「君、危ない!!」
車の様子に気づいた男性が私に声をかけたようだ
気怠い体は車と私の身体接触するまで受けずにいた
ドォオオオン
キキィイー
ドォオン
私の身体と車が激しくぶつかり車のタイヤのスリップ音と壁に激突した音があたりに響きわたった
私の体は重力に従い地面に倒れこんだ
「きゃあああ〜!!」
「車にひかれたぞ!!だ、誰か救急車を!!」
何が起きているのか自分でもわからないが、自分はもうすぐ死ぬんだと思った
血の気がどんどん引いてくる
「き、君しっかりするんだ!!今救急車来るからな!」
男性の人は優しい人なのか必死に声をかけてくれていた
だけど意識はどんどん遠のくばかりである
私の意識は暗闇に包まれた
序章:少女を呼ぶ声
≪時はきた、……今君の運命はーーーーー≫
どこからか声が聞こえたような気がした