序章:異世界人現る
2024 09/23
ポケットモンスター縮めてポケモン
この世界の不思議な不思議な、生き物…。
海に森に山に、空に町に火山に深海に宇宙に様々な場所でその姿を見ることが出来る
しかし、世界にはポケモンが存在しない世界も存在する
時としてポケモンの世界には「異世界人」がやってくることもあるがそれは、伝説のポケモン並みで極稀にあるのだという
彼らはポケモンの世界の住民にはない「特別な力がある」と信じられている。
それは神話に近いが、極一部の者たちがそれを知っていた…。
1年前、怒りの湖付近で「ロケット団」が何やら怪しげな行動をとっていた
怒りの湖はチョウジタウンが近くにある森の中にあるのだが…。
一人の少女が怒りの湖の前で倒れていたところをポケモンたちが引き寄せられれる様に集まっていて心配そうに様子を伺っていた
草タイプのポケモンたちもアロマセロピーや水タイプのポケモンたちは「いのちのしずく」という回復系の技を繰り出して癒そうとするがあまり効果がみられないようだ
少女を心配するポケモンたちも何故か、具合が悪そうにしているのに助けようとしていた
そんな中で複数人の男たちが騒ぎを聞きつけて様子を見に来ていた
その複数人の男たちの服装は胸に「R」が書かれていた黒と白のスーツをきた怪しい集団だった。
彼らは「ロケット団」このカントー地方でポケモンを利用して悪行をしている悪い奴らの組織である。
怒りの湖に部下を引き付けれてやってきた工作員幹部「タツミ」は少女をみて興味深そうに見ていた
タツミ「……ホォー、もしやこのガキ「例の電波」に当てられて弱ってるのか?」
部下「なっ、それは無いでしょう?あの電波は“ポケモンにだけ影響される”ものですよ?
それをこんな子供が影響されるはずも…」
タツミ「……“異世界人”」
部下「……は?」
タツミ「昔、博士に聞いたことがあるこの世界とは違う世界からごくまれに異世界人が現れるのだと…。そしてその異世界人は皆我々にはない「特殊能力」があるのだという
このガキも、もしかしたら可能性はあるかもしれん」
部下「……そんな偶然起こりますかね?どうします?」
タツミ「まぁ、何はともあれこんなところに他の人間が現れてどこから我々の計画が漏れるかわからん。直ちに捕獲し基地へ戻るぞ」
部下「…っは!」
部下は慌てて敬礼をしてどこから取り出したのか、ロープを取り出し少女を拘束しようと近づくが周りのポケモンたちが警戒し唸り声をあげる
部下「ひぃ!」
そこらへんにいる野生の弱いポケモンたちとはいえ、束になると迫力はある
ビビっている部下に先輩の部下が「何をビビっている!」と喝を入れてポケモンを繰り出した
ゴルバットである。
部下「ゴルバット!さいみんじゅつで眠らせろ!」
ゴルバットは指示道理にさいみんじゅつで少女の周りのポケモンたちを眠らせた。
タツミ(もし、このガキが本当に異世界人なら俺は更に出世するぞ!ニヤリ))
怪しい笑みを浮かべながらアジトに戻るのであった
序章:全ての始まりの事件1年後…
舞台は再びチョウジタウン付近の怒りの湖周辺の森の中チョウジタウンを目指して旅を続けるサトシ・タケシ・カスミ一行は森の中を歩いていた…。
サトシ「ようし、次のチョウジジムでも必ずバッチをゲットするぞ!」
ピカチュウ「ピッピカチュウ!」
元気に返事をしたと思えば突然元気がなくサトシの肩にうなだれ顔を赤くしているピカチュウに異変を感じたサトシは声をかけるも反応が薄いので歩みを止めた
同時にカスミの持つトゲピーもまたピカチュウと同じ様子で具合を悪そうにしている
トゲピー「チョケ…」
カスミ「トゲピーどうしたの?…変ね、熱はないようだけど」
サトシはピカチュウを肩から下ろし横抱きにして声をかける
タケシ「変といえば、こっちも変だぞ…」
「「えっ?」」
タケシ「この道さっきも通ってる、どうやら俺たち道に迷ったみたいだ」
「「えぇ〜!!」」
すると声に反応するかのようにサトシとカスミの隣に3つの小さな影が木から降りてきた
それは虫ポケモンの「キャタピー」「ビードル」「イトマル」だった
カスミ「きゃあ!虫ぃ〜!!!」
その声に反応するかのようにナゾノクサやコラッタも姿を現すがピカチュウたちと同じ様子で苦しんでいるようだった
タケシ「ピカチュウやトゲピーだけじゃない、森のポケモンたちも様子がおかしいぞ?!」
すると先のほうから獣の吠えるこえが聞こえてきた「ギュアアアー」
カスミ「何、今の声…」
サトシ「行ってみよう!」
叫ぶような声が聞こえるのは1年前少女が現れた怒りの湖のところだった
サトシ「湖だ!」
タケシ「あの声はこの辺りから聞こえてきたはずだが!?」
それにこたえるかのように湖から大きな水しぶきが上がり姿を現したのは「赤いギャラドス」だった
ギャラドス「ギュアアアー」
「「「うわっ/えぇっ!!ギャラドスぅうう〜!!」」」
サトシ「赤いギャラドスなんて初めて見たぞ!?」
タケシ「もしかして、色違いのギャラドスか?!」
カスミ「虫ポケモンにギャラドスなんてもう最低〜!」
ギャラドスは苦しそうにもがきながら暴れている様子だった。
何かの拍子にハイドロポンプが繰り出され近くにいたサトシたちは慌てて当たらないように逃げる。
タケシ「あのギャラドスなんか、苦しんでないか?」
サトシ「うーん、言われてみればそんな気が…」
カスミ「そんなことより早く行きましょうよ!」
と二人に声をかけるカスミだったが横から男の声で「待て」と声をかけられ振り向くと1年前に現れたロケット団の幹部「タツミ」と数人の部下たちだった
タツミ「あのギャラドスを見られた以上…お前たちをここで返すわけにはいかん」
サトシ「そのマークは…!!」
「「「ロケット団!!」」」
タツミ「ほ、ホォー我々のことを知っているのか!ならば、ますます返すわけにはいかんな」
そういってモンスターボールを取り出した。
タツミ「いけ、オニドリル!!」
オニドリルを繰り出した。サトシたちも応戦体制に入る
サトシ「そっちが、その気ならいけ、「ワニノコ」!!」
初めは元気に表れたワニノコに、「みずでっぽう」の指示をした
それを繰り出そうとするが、ワニノコは何故か元気がなくなってしまったことにサトシたちが驚いた
サトシ「ワニノコ、どうしたんだ!?」
タツミはその理由がわかったのかにやりと笑い指示を出した
タツミ「オニドリル、ドリルくちばしだ!」
攻撃がサトシ一向に迫ってくるポケモンたちが元気がない中歯を食いしばり相手を睨みつけて構えているとどこからか「でんじは」が繰り出されてオニドリルの攻撃は防がれた
「「「っ?!!」」」
姿を現したのはカイリューに乗ったマントの男「ワタル」だった
ワタル「君たち、今のうちに森の奥へ逃げるんだ!」
「「「えっ?!!」」
サトシ「あ、はい!戻れ「ワニノコ」」
ワニノコをルアーボールに戻してサトシたちは指示道理に森の奥へ逃げる
その姿を見送ったワタルは目の前の敵に立ち向かう
逃げるサトシたちを追いかけようとするタツミとその部下にワタルが指示を出す
ワタル「カイリュー奴らを足止めしろ!」
カイリューは「たつまき」を繰り出すと、追いかけようとしたロケット団たちは少し離れた場所へ吹き飛ばされた
そしてその隙にワタルはカイリューに乗り、サトシたちの後を追いかけた
タツミ「…くっ、野郎…この次あったときはただじゃすまさんぞ!」
ワタルはサトシたちと合流した
サトシ「あの!危ないところを助けていただきありがとうございました」
ピカチュウ「ピカチュウ!!」
サトシ「おっ、ピカチュウ!元気になったのか?!」
カスミ「みて、トゲピーもよ!」
トゲピー「トゲピー!」
さっきまでうなだれていたピカチュウは突然元気な声を上げてサトシたちは安堵した
トゲピーたちも復活したようである。
ワタルはカイリューの背中から飛び降りてサトシたちと向き合う
ワタル「君たちはどうして湖の近くにいたんだ?」
サトシ「……それが、チョウジタウンに行く森の途中で迷ってしまって…」
とワタルの質問に答える
カスミ「あのぉ〜もしかして、「ワタル」さんじゃありませんか?」
タケシ「っ?!そうだ、四天王のチャンピオンの「ワタル」さんだ」
サトシ「えっ嘘っ!!あの無敵のドラゴン使いの?!」
それぞれの反応に困ったように反応するワタル
ワタル「あはは、無敵かどうかは、わからないが…確かに俺は「ワタル」だ。」
サトシ「すごい、感激だなぁ〜!あ、俺は「サトシ」っていいます」
カスミ「私は「カスミ」です」
タケシ「お、おれは「タケシ」です」
カスミ「でも、ワタルさんこそどうしてこんなところに?」
カスミの質問にワタルは真剣な表情で答えた
ワタル「俺は、「ポケモンGメン」のメンバーとして怒りの湖の調査をしにきたんだ」
「「「ポケモンGメン?」」」
ワタル「ポケモンを不正扱うものを調査し取り締まる…それが俺たちポケモンGメンの任務だ。実は…あの怒りの湖でロケット団たちが何かの実験をしているという情報が入ってね…」
サトシ「ロケット団が?!」
ワタル「恐らく、あの赤いギャラドスに秘密が隠されているんだろう…。」
サトシ「おれ、手伝います」
ワタル「えっ?」
サトシ「ワタルさんのお仕事俺たちに手伝わせてください」
ピカチュウ「ピカチュウ!!」
ワタル「それはだめだ!!」
即答の返事に驚きの声を上げるサトシたち
ワタル「ここから先、どんな危険が待ち受けているかわからないんだ…。
君たちは早くここから離れるんだ!
この先をしばらくいくと川がある、その川伝いに歩いていくとチョウジタウンにつくはずだ…。」
サトシ「で、でも…ワタルさん!」
ワタル「わかったね?サトシ君…」
真剣な表情で再度くぎを刺すワタルに渋々了承の返事をした
そのころ、怒りの湖の奥深くでは赤いギャラドスが未だに苦しんでいた。