序章:潜入捜査
2024 09/23
ワタルside
俺はポケモンGメンであり、このカントー地方の四天王チャンピオンのワタルだ
今現在俺はチョウジタウン付近の森にある怒りの湖でロケット団がなにやら実験を行っている様子があるとの目撃情報が入り潜入調査をするために現地に赴いていた
その時、湖付近が騒がしくなり近くまで飛ぶとロケット団と数人の子供たちの姿があった
どうやら揉め事らしい。
バトルの最中子供たちのポケモンが一変したことにより何もできない状態のさなかロケット団のポケモンの技が子供たちに当たりそうになったのをカイリューに命じて「でんじは」で相手を麻痺させた
ワタル「君たち、今のうちに森の奥へ逃げるんだ!」
「「「えっ?!!」」
サトシ「あ、はい!戻れ「ワニノコ」」
ワニノコをルアーボールに戻して子供たちは指示道理に森の奥へ逃げる
その姿を見送った俺は目の前の敵に立ち向かう
逃げる子供たちを追いかけようとするタツミとその部下に俺がカイリューに指示を出した
ワタル「カイリュー奴らを足止めしろ!」
カイリューは「たつまき」を繰り出すと、追いかけようとしたロケット団たちは少し離れた場所へ吹き飛ばされた
俺は再びカイリューに乗り子供たちの後を追いかけた
タツミ「…くっ、野郎…次から次へと邪魔が入った…この次あったときはただじゃすまさんぞ!」
幹部の奴が何かを言っていたがそれはもう聞こえなくなった。
俺は子供たちと合流した
サトシ「あの!危ないところを助けていただきありがとうございました」
ピカチュウ「ピカチュウ!!」
サトシ「おっ、ピカチュウ!元気になったのか?!」
カスミ「みて、トゲピーもよ!」
トゲピー「トゲピー!」
さっきまでうなだれていたピカチュウは突然元気な声を上げて子どもたちは安堵した
トゲピーたちも復活したようである。
俺は乗っていたカイリューの背中から飛び降りて子供たちと向き合う
ワタル「君たちはどうして湖の近くにいたんだ?」
サトシ「……それが、チョウジタウンに行く森の途中で迷ってしまって…」
俺の質問に答える
カスミ「あのぉ〜もしかして、「ワタル」さんじゃありませんか?」
タケシ「っ?!そうだ、四天王のチャンピオンの「ワタル」さんだ」
サトシ「えっ嘘っ!!あの無敵のドラゴン使いの?!」
まぁ、無敵かどうかはわからんが、今のところは無敗なのは確かだが…
ワタル「あはは、無敵かどうかは、わからないが…確かに俺は「ワタル」だ。」
サトシ「すごい、感激だなぁ〜!あ、俺は「サトシ」っていいます」
カスミ「私は「カスミ」です」
タケシ「お、おれは「タケシ」です」
彼らは確か、ニビシティのジムとハナダシティのジムリーダーじゃなかったか?
記憶違いか?
カスミ「でも、ワタルさんこそどうしてこんなところに?」
カスミ君の質問に俺は真剣な表情で答えた
ワタル「俺は、「ポケモンGメン」のメンバーとして怒りの湖の調査をしにきたんだ」
「「「ポケモンGメン?」」」
流石にあんまり聞いたことがないかと苦笑いし、事が事なので真剣に話をした
ワタル「ポケモンを不正扱うものを調査し取り締まる…それが俺たちポケモンGメンの任務だ。実は…あの怒りの湖でロケット団たちが何かの実験をしているという情報が入ってね…」
サトシ「ロケット団が?!」
ワタル「恐らく、あの赤いギャラドスに秘密が隠されているんだろう…。」
サトシ「おれ、手伝います」
ワタル「えっ?」
サトシ「ワタルさんのお仕事俺たちに手伝わせてください」
ピカチュウ「ピカチュウ!!」
ワタル「それはだめだ!!」
即答の返事に驚きの声を上げるサトシ君たち
ワタル「ここから先、どんな危険が待ち受けているかわからないんだ…。
君たちは早くここから離れるんだ!
この先をしばらくいくと川がある、その川伝いに歩いていくとチョウジタウンにつくはずだ…。」
サトシ「で、でも…ワタルさん!」
ワタル「わかったね?サトシ君…」
そう、子供たちが実験台に使われていたケースも多々あるからな
彼らがもし俺の手伝いをして万が一のことがあってはならないのだ…
これはポケモンGメンであり、大人の仕事だ…。
それにこの子の場合ポケモンに対しての情熱は普通の子供たちより熱い
ポケモンたちや人のために自らを犠牲にして体を張り助けに行こうとするだろう
それでは、命がいくつあっても足りないからだ…。
これほどまでに純粋な気持ちをポケモンに対して持てるトレーナーは残念ながら多くはいない…その気持ちを大切にしてほしい
俺は再びカイリューに乗りアジトに潜入することにした。
第三者side
そしてとある研究室では大きな画面には無数のデーターが映し出されていた。タツミは一人の博士に声をかけていた
タツミ「シラヌイ博士!“プロジェクト”の成功おめでとうございます!」
シラヌイ「喜ぶのはまだ早い…我々の電波はまだ完全ではないのだ…」
そして画面には赤いギャラドスが映し出されていた
シラヌイ「奴を…唯一ギャラドスに進化したあの赤いギャラドスを調べる必要がある…
そしてそのデータをもとにいかなるポケモンにも有効な電波を完成させるのだ…」
タツミ「我がロケット団が、最強のポケモン軍団を手に入れるために!」
シラヌイ「だが…現在のわれわれの装備では、湖の底にいるやつを捕らえるのは不可能…。」
タツミ「つまり、やつを水面までおびき寄せるひつようがあると?」
シラヌイ「そいうことだ」
一人の下っ端が慌てたように報告してきた
タツミ「どうした?」
下っ端「侵入者です!」
タツミ「なに!?」
シラヌイ「モニターに映せ」
画面には侵入者の顔が映し出された…。
それはいつもサトシたちをつけ狙う「ムサシ」「コジロウ」「ニャース」の三人の姿だった
ロケット団の至る所にあるペルシアンの像には監視モニターが設置されているため侵入者が来ると警備セコムが発動する仕組みになっている
腹をすかせたムサシたちがペルシアンの像をただの置物と勘違いして堂々と歩いている
タツミたちはすぐにセコムを発動させると警報音がなり響きムサシ達は檻に閉じ込められた。
タツミたちは現場に行き何者かを問うと同じロケット団であることが判明した。
しかし、ロケット団に貢献した功績は0と言われて抗議するムサシ達にタツミは、食料を与えてる代わりにギャラドスを水面までおびき寄せる任務を与えたのだった。
プロジェクトRの計画を成功させるために赤いギャラドスを捕獲する必要があるとムサシたちに説明した
プロジェクトRとは、ロケット団の誇る革命的なプロジェクトなのだと答えた。
そしてギャラドスの捕獲に成功すればロケット団の歴史に名を残せるという餌でムサシ達はやる気を出したので作戦に参加する形になったのだ。
ワタルside
彼らと離れ少し飛んでいるといくつかの倉庫のような建物が川の近くにあった
俺は彼らに見つからないようにポケモンをしまい物陰に隠れながらロケット団に変装できそうなやつが通り過ぎるのを待った
そしてちょうどよく一人だけの隊員が現れて賺さず彼を眠らせて衣服を申し訳ないが拝借した。帽子とサングラスをかけて彼らの中に紛れ込んだ。
そのころサトシたちは無事にチョウジタウンに近づいているとこまでやってきた
タケシやカスミは無事に町につけそうなのを見て安堵しているが一人だけくらい顔をしたままであった
タケシ「かなり森が開けてきたぞ‥!チョウジタウンはもう近いかもな!」
サトシがふと足を止めた
カスミ「どうしたの?サトシ…」
サトシ「俺、やっぱり戻るよ」
タケシ「戻るってどこへ?」
サトシ「怒りの湖に戻る!」
カスミ「そんな!危険だって言われたじゃない!」
サトシ「でも、どうしてもあのギャラドスを放っておけないんだ!」
ピカチュウ「ピカピ‥」
サトシ「あいつは、あの赤いギャラドスはとても苦しそうだった…俺はあいつを助けたい!
もし、ロケット団の仕業だったらなおさらだ!!」
カスミ「サトシ‥」
タケシ「確かにこれは、ギャラドスだけの問題じゃないのかもしれないな‥」
カスミ「えっ?」
タケシ「このまま放っておけばほかのポケモンたちも苦しむことになる!ピカチュウやトゲピーそのほか大勢のポケモンたちが」
カスミ「えっ?!そんな、トゲピーにもしものことがあったら私……っ、サトシ私も戻るは!ロケット団をやっつけなくちゃ」
サトシ「よし、みんなで行こうぜ!!」
そして怒りの湖では、早速ロケット団が船を出しギャラドス捕獲作戦を決行していた。
その中にはワタルも混じっていた。
下っ端「目標接近!針路70!エンジン停止」
タツミが無線でムサシ達に知らせる
タツミ「これより作戦を開始する、各自持ち場につけ!お前たち頼んだぞ」
ムサシたち「「「はっ!!」」」
ムサシ達は赤いギャラドスを見事おびき寄せることに成功させた。
そして水面に現れた瞬間に捕獲ネットを繰り出し赤いギャラドスに命中後放電して気絶させた。
タツミ「ギャラドス捕獲完了」
シラヌイ「よし、研究所へ連れていけ」
そのまま引きづられる様に移動していた。その現場を戻ってきたサトシたちが目撃した
「「「あっ?!」」」
サトシ「ギャラドス!!」
そして何故かあみの中にはムサシ達もいた
サトシはワニノコを再び繰り出してギャラドスを助けるように命じた。
カスミもニョロゾを繰り出し援護するように命じた
そして網を引きちぎろうとするがムサシの髪も混じっていたため痛がり騒ぎだしたのを見て現場を見ると二匹のポケモンたちが何故か網を切ろうとしているのをシラヌイが疑問に思った
シラヌイ「なんだ?あのワニノコとニョロゾは」
そのポケモンたちに見覚えがあるタツミはあたりを見渡すと先ほどのサトシたちがいるのをみて忌々しそうに見つめた
タツミ「あいつら、また邪魔をしに来たのか?!っチ)」
ワタル(っ、サトシ君?なんで戻ってきたんだ!)
シラヌイ「なるほど、では少し脅かしてやろう」
シラヌイは無線機で下っ端に命じた
シラヌイ「こちらシラヌイ、進化促進電波を照射しろ!」
ワタル(進化促進電波?!)
下っ端「方位024、進化促進電波照射!!」
大きなアンテナから電波が照射された。
すると先ほどまで元気だったワニノコたちが元気をなくしていた。
ロケット団のニャースも同じである。
モンスターボールにワニノコたちを戻すと次第にピカチュウたちも元気をなくし始めたのだ
サトシ「ピカチュウ?!あっ!」
タケシ「さっきと同じだ…そうか、わかったぞ?!
あのギャラドスもピカチュウたちもロケット団の実験で変になったんだ!」
サトシ「えっ?!なんだって?!」
すると鉄の輪が三つ飛んできてサトシたちを拘束した
「「「うわっ/えぇっ!!」」」
小型ボートで下っ端とタツミが近くまでやってきた
タツミ「ふふふ、二度も我々には向かうとはいい度胸だ…だが、お前たちは我々の秘密を知りすぎた‥
最早、見逃すわけにはいかん!」
サトシ「くっ」
そしてサトシたちとギャラドスは基地に連行されてしまった。
サトシ「おい、お前たちあの赤いギャラドスをどうするつもりだ?!」
シラヌイ「どうせ、お前たちは逃げられないからな
少しだけプロジェクトRのことを教えてやろう」
サトシ「……プロジェクトR?」
シラヌイ「プロジェクトレボリューション、ポケモンの進化を自由にコントロールするという我がロケット団の革命的な計画だ」
ワタル(プロジェクトレボリューション?!)
タケシ「進化をコントロール?!」
カスミ「そんなことができるもんですか!」
シラヌイ「あのギャラドスを見るがいい」
ギャラドスは大きな鉄の手にわしづかみされ水の入った檻の中に入れられていた。
シラヌイ「あれこそが、我々が開発した進化促進電波を浴びて成功した確かな証拠だ」
「「「進化促進電波?!」」」
シラヌイ「我々はその電波を怒りの湖に照射した
それに一匹のコイキングが反応してギャラドスに進化したのだ」
サトシ「そ、そんな」
シラヌイ「さらに、これは武器として使えることが判明した…」
タツミ「お前たちのポケモンのおかげでな」
それは弱っているピカチュウたちのことを示していた
それをみてタケシたちは相手を睨んだ
シラヌイ「だが、進化促進電波はまだ未完成。
あのギャラドスが赤いのは恐らくコイキングの赤い色がまだ残っていたためだ…我々はあのギャラドスをじっくり調べて進化促進電波を完成させる
そして、ポケモンどもを強く進化させ、最強のポケモン軍団を作り上げるのだ…。」
サトシ「そんなことをさせるもんか!」
タケシ「ポケモンやトレーナーの努力を無視した進化なんて?!」
カスミ「そんなの絶対に許せない!」
シラヌイ「さらに言うと、これは機密事項なのだが私は気分がいいから教えてやろう
実は、1年ほど前あの怒りの湖に「異世界人」がやってきたのだ」
ワタル(っ、異世界人だと?!)
「「「異世界人??」」」
シラヌイ「そう、異世界人とはその名の通りこの世界ととは全く異なる世界からやってきた人物のことを指す。そして彼らは何かしらの特殊能力があることが判明した」
「「「特殊能力?!」」」
シラヌイ「彼らはどうやらポケモンと似たような性質を持っていることが判明してな、あの進化促進電波を浴びてお前たちのポケモンと同じよな反応していた」
タツミ「普通の人間ならそんなに影響はないからな
我々は、異世界人を捕らえることに成功したのだ」
ワタル(なんだって?!)
シラヌイ「今現在、彼らの生態を研究している最中だ
上手くいけばこのプロジェクトRを更にいいものに関与してくれるに違いないと踏んでな」
サトシ「なんだって!」
タケシ「人間を実験台にしているのか!?」
カスミ「そんな、酷いわ!」
タツミ「なんとでもほざけ!お前たちに我々を止めることなど不可能なのだ!」
こうしてサトシたちはロケット団の牢屋にとじこめられてしまったのだ。
サトシ「おい、こっから出せ!」
カスミ「出しなさいよ!」
タツミ「お前たちはこっから出ることが出来ん、そう…永遠にな…ふふ、ははは!」
高笑いしながらタツミ達も牢屋から出て行ってしまった。タツミたちはギャラドス別の場所へ移動するためにトラックでの移動を開始した。
その中にはワタルも紛れていた
一方牢屋では
タケシ「どうする?サトシ…」
カスミ「この中に閉じ込められたうえ、縛られているんじゃどうしようもないわ」
サトシ「だからってあきらめるもんか!奴らの悪だくみは必ず叩き潰してやる!!
それに奴らがさっき言ってた人のことも気になるし」
タケシ「奴らが言っていた異世界人のことか?」
カスミ「ねぇ、異世界人なんて聞いたことないわよ?」
タケシ「俺は昔、ちらっと聞いたことがある程度だ‥」
サトシ「知ってるの?!」
タケシ「あぁ、でもあれは伝説の御伽噺として伝えられている程度だが…」
昔々、このカントー地方にとある一人の人間がやってきた
人間は言葉も姿も異なり、ポケモンのことを知らないのをみて異世界人だと悟った
この世界にポケモンは存在するが彼らの世界では存在していない
未知なる生物に恐れをなしていたが、なぜかポケモンたちは引き寄せられるように彼らに集まっていった。
我々人間は泣き声にしか聞こえないが、彼らには言葉として通じているようであった
ポケモンとの深い絆を得て旅をすることにした彼らは
いつの間にか消えて行っていった
それは、幻だったのか、現実だったのかはわからないが
彼らは確かに存在していた。
それを機に、星が降る夜に大きな光が隕石のように落ちてくる時異世界人がやってくると記されていた。
でもそれは、何百年に一度とされているのでかなり希少であり伝説とされてきた
今ではそれを信じる者はいない。
サトシ「何百年に一度…」
カスミ「じゃあ、今ロケット団に捕まっている人もいつかは消えちゃうってこと?」
タケシ「この話が本当かどうかはわからないが…おそらく」
カスミ「そんな…」
サトシ「とにかく、何とかしてここから脱出してギャラドスとその異世界人っていう人も助けようぜ!」
「「おう!/えぇ」」