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夏休みに入ってから名前を見かけていない。どこかに出掛けると行っていただろうか。いや、そんな話は聞いていない。ならば家に行けば居るだろうか。なんて考えていると、おふくろに呼ばれた。

「なんだ」
「うふふ、お隣さんにね、メロンを頂いたのよ!でも私と承太郎だけじゃ二つも食べれないでしょう?だから、名前ちゃんのおうちに一つ届けてきてくれないかなーって」
「…やれやれ」

高校生にもなっておつかいか、とは思ったが、名前に会いに行く口実にはなるかと、引き受けることにした。





名前の家まで来た。名前の部屋を見やると、窓が空いている。どうやら家にはいるようだな。俺がインターホンを押すと家の中から物音がして、ガチャリと鍵の開く音が鳴った後ドアが開いた。

「は〜い」
「よう」
「あれ、承太郎くん」

名前がTシャツとショートパンツという格好で現れた。彼女は俺の顔を見ると驚いたような顔をした。

「おふくろから」
「…わあ、メロンだ!!ありがとう!!あ、上がってお茶でも飲んで行ってよ」
「おう。名前の部屋で待ってればいいか」
「うん!すぐ持っていくよー」

名前が喜んでスキップしながら台所の方に向かっていった。…今、いつもより胸が揺れてなかったか。俺はすぐには名前の部屋へ向かわず、少し観察することにした。…そういえば心なしかいつもより柔らかそうな形をしている。ああ、マズイな。久々に会ったせいか、性欲が抑えられそうにない。
俺は一旦落ち着こうと、名前から離れ、彼女の部屋に入った。しかし、部屋に充満する名前のシャンプーと汗の匂いは、俺を落ち着かせるどころか、余計に興奮させた。しばらく一人で悶々としていると、名前が部屋に入ってきた。


「おまたせ。外暑かったでしょ」
「ああ、夏だからな」
「よく学ランで外出れるねえ。暑いでしょ」
「まあな。…それより名前、お前のその格好もどうかと思うが」
「あー、ちょっとだらしがないかな?」

そう言うと名前は自分の服を見た。体勢を変える度に胸が揺れる。

「違う。…お前まさか気付いてないのか?」
「へ?」



「わ、っ」
「名前、お前ブラジャーしてないだろ」
「! あっ」

俺は名前をベッドまで追い詰めると、Tシャツの上から乳房を鷲掴みにした。思っていた通り、ノーブラ。そのまま手を動かし揉んでみる。柔らかいな、と思うと同時に困惑した顔の名前に更に劣情が募った。

「え、っと、あの、承太郎くん?」
「なんだ」
「着替えてくるから手を離してもらえな、ァッ」

着替える?何を言ってやがる。俺はわざと今まで触らなかった乳首を弄った。急に触れたせいか、名前は上げた。恥ずかしそうに顔を赤くし、目尻に涙を溜める名前。…クソ、これがわざとじゃねえっていうんだからコイツはタチが悪い。俺は乳房から手を離し、少し乱暴に名前をベッドに乗せた。余裕がない俺はそのまま名前に馬乗りになる。一人用のベッドが酷く狭く感じられた。

「、承太郎くん」
「……」

俺は無言で、名前の首筋の汗を舌で拭った。気持ちがいいのか、名前は身を捩った。完璧にスイッチの入った俺は学ランを脱いで放り投げ、噛みつくようなキスをする。名前の咥内に舌を入れると、ほんのり甘くて冷たいような気がした。唾液を交換する卑猥な音が、残っていた少しの理性をなくしていく。

「…っは、」
「…悪い、我慢出来ない」

とろり、とした名前の視線が俺の胸を這う。そして少しの間が空き、今度は彼女からキスをしてきた。これがセックスを受け入れるという合図であることを俺は経験で知っている。




冷たい麦茶の入ったグラスが、俺らの情事を見つめながら汗をかいていた。


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