黄金期を遡って

7月の最初の方。夏の始まりを蝉よりも風や雰囲気で早く感じることができる。その時期。私はマスク越しで深呼吸をしているかのような息苦しさを感じる。

黄金期を遡って

いや、もっと上手く例えるなら。ワクワクして息が上がる感覚だろうか。
私は、夏が好きではない。むしろ、嫌いな季節だ。
暑いし、汗をかくし、メイクはベロベロになるし、良いことがない。だが、夏の始まりは嫌いではなくむしろ大好きで。
新しい玩具を貰った子供のような気分になるのだ。
新しい葉っぱに、新しい水。冬から準備してきたものが全て揃ったような気がするのだ。
生温くなってきた風を頬に浴びながら、私は夏の夕焼けを想像して、私は夏が来るのが楽しみになる。
夏は子供にとって、黄金期になるのだ。

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