無題にしては騒がしすぎる


相変わらず変な髪型。頬杖つきながら髪の毛を眺める。
「ん?なにか、ようかね」
メガネをつまんでこちらを見てくる。特にないから黙って見つめる。顔は見てない、あなたの髪の毛を見ている。何も言わない私に眉を挟める。
「なんなんだかね。人の顔をジロジロとみて」
「いや、べつに。相変わらず髪型が面白いなって」
ありのまま話せば、ちょっとカチンときたのか
「な!失礼だかね!」
そう言って自分の美的センスについてペラペラ話出した。聞く気も起きないから、よそ見する。あぁ、またバギーが大事言ってるよ
「聞いているのかね!!」
ダンっと頬杖ついてるテーブルを叩いてくるから、ため息ついちゃう。ソレさえもイラッとしたみたいで、手からキャンドル出して頬杖ついてる左肘を固めてくる。机とくっつけられて動けない、そのまま顔までいきそうだからため息ついてかわいこぶる
「あーん、ミホークさーん。ギャルディーノがいじめてくるよぉ」
動ける右手を奥のソファに振る。そっちに行きたいと手を伸ばせば顔を蒼くする彼。とこちらをワイングラス越しでみる彼。
「な、ひ、卑怯だがね!」
「卑怯じゃないよ。正当だよ。私悪いこと言ってないのに」
特段悪いことしてないから彼も言葉を詰まらせる。
「悪い子はサーの左手で干からびちゃえばいいのに」
なんて、全然知らない彼を持ち出せばもっと顔を蒼くする。
七武海が撤廃されて、連れてこられたのは道化のバギーの拠点で。クロコダイルさんと何かお仕事するみたい。彼のお付きであるダズさんは怖そうだけど、いい人だったのに。彼は私を弱いと知ってちょっと思い通りにいかないと私をすぐローソクにしてくる。やめてよ、取るの大変なんだから
「はやく、外してよ」
「外れないことくらいわかってるだかね」
ふんと鼻を鳴らされてしまう。えーん、ミホークさぁん。私もそのワイン飲みたいですぅ。ため息ついて、ふんと動かしても動けない。ちょっと嬉しそうなのやめて。変態みたい。目線で伝わったのか、なんだかねと聞いてくる。とってよぉ
「おい」
私の腕に触れたのは、彼がしないはずの大きな指輪たち。キャンドルだけが砂になる。
「サ、サー!!」
顔を青ざめるのを口にしたのか、彼の名前を口にしたのか。ミホークさんはちょっとつまらなさそうにこちらを見てる。そんな顔するなら先片付けてくれればよかったのに
「ありがとう、ございます」
動ける左腕を折り曲げたり伸ばしたりして感謝を伝えれるけど、目線をくれるだけで何も話さない。口には相変わらず大きな葉巻。金ピカに光るそれは重くないのかな。紫煙が舞ったからもう一度彼を見る。目が合う。継ぎ接ぎの横線。
「ちったあ、強くなれよ」
フゥと煙がまく。ダズさんが彼の後ろに近寄る
「うーん、でも。助けてくれるじゃないですか」
なんて呟けば、鼻で笑われる。
「オレぁ、鷹の目じゃねえぞ」
彼の言葉に一つため息ついて、顔を蒼くしてる彼を見る。目線で、なんだかねと聞いてくる
「ミホークさんは優しいから。いつだって彼を殺せるから動かないだけですよ」
ね。とミホークさんをみればよくわかんないけど満足そう。今日も素敵
「クワッハハハ!確かに、鷹の目にも映らんな」
「ひ、ひどいだかね!ボス!」
狼狽える彼を、見つめながらまた頬杖つく。
「変な、髪型だからかな」
クロコダイルさんと向き合ってた彼がギョッとこちら向いた。
「それは、関係ないがね!!」



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