「帰り道くらい、隣にいろよ」

バタバタバタと音がして振り返ったが何もなくて、ふと気配を感じて空を見上げた。
「あ、ギザ男くんとこの」
大きな羽を持つ彼女はバタバタと降りてくる。ワノ国で共闘した麦わらの一味の一人で。空爆を得意としてて、マルコみたいな幻獣種ではないが活用方法が巧い。
「もう出航の準備は終わったのか」
「ううん、まだ。そっちは?」
「こっちもだ。まったく、キッドのやつ。どこ行ったんだ」
「ギザ男くんなら、トラ男くんとルフィと行き先の相談してたよ」
「相談、だと?」
ありえない。見つめてみるが、なにか?と首を傾げながらタバコを咥えてポケットをパンパン叩いてる。
「火ぃ、持ってない?」
「あいにく、うちには喫煙者がいないんだが。ああ、そうだ、ヒート」
うちの船員を呼んで、火を吹く様伝えるとその場で吹いてくれる。彼女はひどく驚いて隣にいた俺にしがみついた
「火ぃ!火ぃ!!」
「だから、用意してやったんだろ。早くつけろよ」
「いやいや、タバコ燃えちゃうよ!なんなら、私も!」
ぴぇ!とか変な声で炎から逃げる。ヒートとは目があって首を傾げる
「なんなんだ」
「鳥だから!!苦手なの!火!!」
「なるほどな」
「なるほどな、じゃないよ!ライターくらいかと思ったのに!」
「悪かった。お詫びにライター探してやるよ」
たしかあっちの荷物にあったはず。