あとがき



「盲愛少女」をここまでご覧頂き、本当にありがとうございました。自らの才能が故に孤独となり、親からの愛を渇望する少女の葛藤を拙いながらも描けていたら幸いです。
題名である「盲愛少女」は「愛」に「盲」目な少女の話という意味でつけております。影山総帥への愛情ですね。ちなみにこの二人の間には一切恋愛的な思いは入っておりません。あくまで「父親」に対して求める愛情です。
今作では、主に四つの愛について描いてきました。まずは主人公である彼女の「盲信的」な愛。次に鬼道さんの「純粋的」な愛。さらに円堂さんの「友情的」な愛。最後に佐久間さんによる「憎悪的」な愛です。他にも数えたらキリがないのでこの辺りで。すみません。



そして皆さんが気になるであろう今後の彼女の行く末はという話ですが、この後彼女は鬼道さんからの直談判で鬼道家に居候として引き取られます。今後将来、鬼道財閥の跡を継ぐ鬼道さんの右腕となる約束を取り付けて、大学まで援助してもらいますね。鬼道さんとの恋愛に関してですが、彼女は鬼道さんによる自分への想いに気づいているので告白待ちです。自分から言い出すべきではないと考えているので。
なのでGO編あたりで円堂さんから「えっ、まだ結婚してないのか!?」って突っ込まれます。佐久間さんからも「早く結婚すれば良いのに」と思われてる鬼道さん。彼女との恋愛に関しては奥手です。

ちなみにアレス編だと彼女の母親が死なないifの√に入るため、情緒は本作よりだいぶ豊かです。けっこう別人。しかし特待生として帝国に入学したところ、何故か総帥に目をつけられてマネージャーをさせられます。そのとき鬼道さんと少しずつ交流していくうちに鬼道さんの方が先に惚れますね。アレス編だと佐久間さんと源田さんとは三人仲良し組なので、お二人は一生懸命鬼道さんを応援してる感じ。つまり:平和。

ここまで後書きとちょっとしたその後の話について書かせていただきました。詳しいことは結構Twitterの方で語っていたりするので、良ければぜひお越しになって下さい。それでは本当にありがとうございました。





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