このまま時間が止まっちゃえばいいのに
吉良さん宅で迎える瑠流2度目の誕生日
コンコン
「あっ、お兄ちゃん!皆きたよ!」
扉の前には、お日さま園で仲良くなった男の子3人が。
部屋に入り、少しして、
ヒ「あの、これ、ルイルに……」
背に隠していた花束を、遠慮気味に差し出すヒロト。
ル「わぁ!こんなにたくさんのお花…!わたしのすきなお花まで!これ、ヒロくんが集めたの??」
ヒ「ううん…。ボクとはるやとふうすけで…」
晴「おれだけでもぜんぶ、集められたけどなー」
風「ちかくの犬にびびってたくせに」
晴「びっ、びびってなんかねーし!」
吉「まぁまぁ。でも本当に素敵な花束だ。よかったねルイル」
ル「うん!ありがとうヒロくん、はるや、ふうすけ!!」
花束を抱きしめて3人に笑う。
ヒ「…どっ、…どういたしまして」(照れながらもじもじ)
晴「おう……」(そっぽ向きながら照れ隠し)
風「……(かわいい)」(無言で照れながらルイルの顔を見つめる)
吉「あははっ、ルイルはモテモテだなぁ〜。お兄ちゃん妬いちゃうぞ〜?」(ルイルの頭を撫でながら)
ル「?お兄ちゃんやかれちゃうの??」
吉「う〜ん、ある意味4人の可愛さに爆発して丸焦げだね〜〜」(笑いながらきょとんとする4人を眺める)
しばらく5人で過ごし、コンコンとノックする音が
エ「ルイル!」
ル「あっ、エナー!まってたよ!」
エ「ご、ごめんなさい、だいぶ遅れちゃって…」(息を整えながら)
ル「ううん!きてくれてうれしい!」
エ「お誕生日おめでとう!ルイル」
ル「!かわいいかざり…!」
エ「おまじないもかかってる、ルイル専用の頭飾りだよ」
ル「おまじない?!」
エ「吉良さんには劣るけどね」
吉「またまたー。姫さんの光の力には及びませんよ」
ル「……か、」
エ「…?い、嫌だった?」
ル「かわいい〜〜っ!すごいうれしい!」
エ「よ、よかった〜。ふふ、ちょっとかして?つけてあげる」(器用に髪を束ね飾りをつける)
エ「はい出来上がり!どうかな?」
ル「すっごくかわいい…!ありがとう、エナ!だーいすき!!」(ぎゅうと抱きつく)
エ「私もだいすきだよ」(抱き返す)
きゃっきゃしているルイルとエナを見て吉良は、
「お姫さまに1本とられちゃったなー」
と、ニコニコしながらねぇみんな?と男の子3人に振り向くと、羨ましそうに2人の様子を眺めていて、思った通りの反応に再度笑いが込み上げた。
5人が仲良く庭で遊んでいる様子を吉良は遠くから眺める。
ルイルの笑顔は、初めて会った時の面影は微塵も無くきらきらと輝いていて。仲間達に囲まれてとても幸せそうだった。
ルイルと目が合うとこちらに手を降ってきた。振り返すと、うふふなんて声が聞こえて来そうな手で口元を隠して目を細めて笑っていた。
「……あーあ」
空を仰ぐ。
「こんな時間がずっと続けばいいなー」
ひとり呟いた。
memo:2度目って事でルイルもだいぶ感情豊かになってるのかな?豊かすぎるのは吉良さんのせいで、毎日ハグや好き好き言ってるおかげだと思ってる。
エナたんはルイル達と同い年でも品格あってこの頃から高い教養ってイメージでルイルのお姉さん的な感覚!
そして吉良さんの…吉良さんの摂取量が、足りない!!!!(私が)