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韓国戦後
「ヒロト。ちょっと来い」
「?なに?…ったぁ!」
晴矢にケツを叩かれるヒロト。
「〜〜っ、晴矢、なかなかに痛いんだけど」
「試合に負けたのは認めるけど、」
「あれはどういう事かな」
風介の目線を辿ると豪炎寺と虎丸に囲まれる瑠流の姿が。
「?見ての通りだけど…、ったぁ!」
続いて風介に頭を叩かれる。
「先も言ったけど、自惚れすぎ。いくら君と瑠流が好意を寄せてたとしても、まだ“誰の”瑠流じゃない」
「!…瑠流はものじゃ、ないよ」
「はーん?じゃあ誰かに取られてもいいってこった」
「っそれは、」
「君の気持ちはちっぽけだった、というわけだ」
「……気持ちが大きすぎて、怖いんだよ」
「は?」
「瑠流は今、エイリア学園以外の、外との交流をとても楽しんでいてありのままの彼女として過ごしてる。ずっと憧れだった豪炎寺くん、慕ってくれる可愛い後輩の虎丸くん。素敵なチームメイト達に囲まれてる瑠流が、俺の気持ちで―――」
「あーあー、んな話聞きたくもねぇ」
呆れるように背を向ける晴矢。「そんなヤワじゃないだろ、あいつ」誰にも聞こえないぐらい小さく呟く。
風介もため息を吐きながら睨むようにヒロトに聞く。
「それ、本心で言ってる?」
「………」
「……。沈黙は肯定。じゃ、やっぱり瑠流は私たちが連れて帰るよ」
「!試合には勝っただろ、話が違う」
背を向けて歩き出す風介を止めるヒロト。振り返りながら風介は冷たく言い放つ。
「どこの馬の骨か分からないやつに瑠流を渡す訳にはいかない」
身震いするほどの冷気を帯びた目に少したじろぐヒロト。
2人がだんだんと離れていく背中を見てヒロトは意を決して叫ぶ。
「晴矢!風介!」
2人が振り返る。と、同時に、
「あっ!こんな所に捕まってた!ちょっと晴矢、風介!そろそろヒロトを返して!もう帰るんだから!」
晴矢と風介の前に瑠流が現れる。
そんないつも通りの瑠流をみて、やはり誰にも渡したくない気持ちが強くなる。
瑠流のもとまで走り出すヒロト。晴矢と風介の間を通る際に。
「ありがと。瑠流は誰にも渡さないから」
そのまま駆け足で瑠流の手を引っ張りその場を後にした。
「ケツ叩いてやんないと何も出来ねぇのな、あいつ」
「根本的なところは昔から変わらないな」
2人で息を吐きながら。
顔を赤くする瑠流と吹っ切れたように笑うヒロトの横顔を見て、
「瑠流はヒロトにしか合わない」
「他の奴にはぜってぇやんねー」
そう2人は呟いた。
memo:サッカー軸だと完全にヒロトに譲ってるカオス組。仲良しな3TOP見たい。詰め詰めで書いちゃったな…。
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韓国戦直前 その2
「……」
心配そうに豪炎寺を見つめる瑠流。
「?」
視線に気づいた豪炎寺が一瞬顔を緩ませ瑠流の肩に手をのせる。
「豪炎寺くん…」
「いつもの応援、頼んだぞ」
「!ええ、まっかせといて!」
初めて言われた言葉に嬉しさで素で返す。そこ虎丸が横入り。
「瑠流さん!俺の応援もしてくださいよ!」
「もちろん、頑張ってね!2人とも!」
「ああ」「はい!」
頭を撫でられ頬を染める虎丸。奏条を見つめる豪炎寺。
そんな2人のフラグを遠くで見ていた晴矢と風介は。
「豪炎寺修也がお気に入りだったのは知ってたけど…瑠流と距離ちかくねーか?」
「あのチビは完璧に落ちてるね」
「マジで何やってんだよヒロト。やっぱ連れて帰るしかねぇわ」
「あんな集団に瑠流は渡さない」
「ああ。…風介」
「わかってる、元からそのつもりだよ」
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韓国戦始まる直前
「晴矢!風介!さっきの話ほんとうなの?!」
「本当さ。俺たちが勝ったらお前はこっちのマネージャーになれよ」
「そんなの聞いてないわよ!久遠監督に許可は、」
「確認済みだよ」
「ふ、風介、…ってえ?!監督が!そういったの?!」
「普通にOKもらったぜ?」
「うそ……」
「こちらにはマネージャーがいないから助かる。今すぐ来てもらってもいいけどね」
風介が瑠流の手を掴もうとしたとき間にヒロトが割り込んでくる。
「晴矢〜?風介〜?」(怒り笑顔で瑠流を2人から離す)
「おいおいぬるま湯に浸かりすぎなんじゃねーかヒロト。来るの遅すぎだろ」
「2人だけの世界に甘んじて気が抜けてるな」
「いつでも俺が」「私が」
「「瑠流を連れて帰るからな」」
3人でバチバチ火花散らしてガン飛ばし合ってる中そそくさと退散する瑠流。「(あの監督マジでありえない…。)」
memo:そしたらヒロトとリュウジ達に火がつくかなとか何か考えてるんじゃないかな監督は(適当)
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豪炎寺から見た瑠流
瑠流として初対面時、握手をして泣かれた事が驚愕的だったようでよく思い出す。黄色い声をあげる瑠流に初めは困った(無反応?)様子だったが、だんだんと慣れていき、手を振ったり合図を送ったり…しまいには優越感を覚えたりだとか。
そんな黄色い声で応援をしたり、キラキラした目で見ている姿に妹を重ねていた。
ドイツ留学の件で心配する瑠流に、一瞬自身の胸の内を明かそうとするが、彼女の笑った顔の方が見ていたい気持ち半分、決意半分で固く口を閉じ、もらったミサンガを大切に握りしめる。
◾︎***
豪炎寺サッカー辞める回
「豪炎寺くん…、大丈夫?」
「ああ、いつも通りだ」
しれっとする豪炎寺に少し腹立つ瑠流。
「……。うそ」
「そんなことは」
「あんなボールの蹴り方、豪炎寺くんらしくなかった。虎丸も心配してたよ」
「……」
目を逸らして合わせようとしない。
「……(きっと言えない事情があるのね)豪炎寺くん」
息を吐いて、普段の彼女らしく、
「チームメイトとして言わせてもらうわ。私じゃ頼りにならないかもしれないけど、」
そう言ってミサンガを豪炎寺の手に置き祈りを込めるように自身の手を重ねた。
「いつでも力になるからね」
「これはお守り。イナズマジャパンが世界一になりますように」
この時既に韓国戦が終わったら辞めることを決意してた為、お守りを返そうとしたが、瑠流の顔を見て、手を止める。
「ぜったい、大丈夫。私のスターだもん」
笑った彼女の顔を見て自身の胸の内を明かそうとするが、思いとどまり、気持ちを新たにして瑠流に微笑む。
「ありがとう、奏条」
瑠流の気持ちを受け取り彼女の気持ちを裏切る結果になっても、イナズマジャパンを送り出そうとさらに強く思う。
※この話の前にヒロトには1番にミサンガを渡しており、豪炎寺が2人目である。
memo:記憶あやふやでどの時間軸か分からない!汗。ヒロトに対する恋愛感情とは別に豪炎寺と無意識に距離を詰めていこうとする瑠流。
御相手FWだらけだな(笑)
◾︎***
虎丸の家をあとにする皆、その帰り道のこと。
「うーん、事情はわかったけど…」
「納得してなさそうだな」
「…。豪炎寺くんもそんな顔してるよ」
「…?よく分かるな。何考えてるか分からないって言われるが」
「む、昔からファンだったっていうのもあって、な、なんとなく」
「……ふっ」(本当に昔から俺のことを見てたんだなって可笑しくて、嬉しくて笑いがこぼれた感じ)
「(わ、笑った!)え…っと」
「あとは虎丸次第、ってところか」
「そ、そうだね」
ここから瑠流に対しても砕けた感じで接するようになる。瑠流もさほど緊張せず段々とチームメイトとして関わるようになる。
◾︎***
瑠流がトレーナーとしてピッチに入っている様子を見ている豪炎寺。の、うしろから声をかけるヒロト。
「どう?豪炎寺くん。うちの瑠流の実力は」
「……」(じっと瑠流を見つめる豪炎寺)
(選手としての動きをまじまじと見つめている)
「……?おーい、豪炎寺くん?」
「あ、ヒロトか。なんだ?」
「(……)ううん、なんでもない。瑠流の事、宜しく頼むよ」
虎丸にサポートする瑠流。瑠流が頭を捻っているところに声をかける豪炎寺。
「奏条も気になるか、虎丸のこと」
「ご、ご豪炎寺くん!…あの子遠慮しすぎなのかなって。今までの試合とか練習を見てても、先輩を敬っている…というか自分の力をキープしてるような気がして」
「そうだな…。俺もそんな気がしている」
「そう。でもどうすればいいんだろう」
そしてヒロトに相談する話に繋がる。
◾︎***
紅白戦 それぞれのチーム練習にて
「きゃーー!豪炎寺くーん!シュート決まってたよー!」
「………ここはアイドルのコンサートか何かですか?」
黄色い声を上げる瑠流にため息をつく目金
「熱烈なファン、って事なんだよね、恵那ちゃん」
隣りで見ていた恵那に秋が声をかける
「うん。サッカーが好きになれたのも、豪炎寺くんのおかげって言ってたよ」
「そうなんですね!…?でもなんで恵那さんが知ってるんですか?」
春奈が首を傾げる
「えっ、えっと。瑠流とはいろいろあってね、前からお友達だったの」
「えーっ!初耳です!」
面白いスクープだと食い気味に寄ってくる春奈に困ったなと苦笑いをする恵那
「今度瑠流も連れてお話するね」
「はい!お待ちしてます」
memo:3期の恵那たんと絡みたいよぉ
◾︎***
3期の初対面豪瑠
「ほら瑠流、楽しみにしてたんでしょ、豪炎寺くんに会えるの」
自身の背中に隠れていた瑠流に声をかけるヒロト。
「〜〜〜っ。ご、豪炎寺くん。あの、フットボールフロンティアでの活躍、ずっと見てました、その前の、ジュニア大会も…」(ごにょごにょ)
「?確かエイリア学園のマネージャー、だったよな?」
「そ、そう!今は奏条瑠流っていう名前!あの時は、その、ご、ごめんなさい。今日から、マネージャーとしてよ、よよろしくお願いします!」
「ああ。よろしく」
「…………。」(自然と涙が流れる)
小さい頃から憧れておりエイリア学園の事もあったからこうして握手できるなんて思わなかった分気持ちが爆発した。
「…?え、」(突然泣き出す彼女に驚く豪炎寺)
「あーあー泣いてるよ、瑠流」(横から手で瑠流の涙を拭うヒロト)
「え?!あ…なんで。…ご、ご、豪炎寺くんご、ごめんなさいー!!!」(その場から逃げ出す)
「………」(突然の事でまだ状況が読み込めていない)
「あはは、ごめんね豪炎寺くん。根っからの豪炎寺くんファンなんだ。瑠流って」
「そう、なのか」
「エイリア学園の時も、豪炎寺くんのサッカーがあったから今の彼女がいるんじゃないかな…?」
(少し寂しそうに目を細めるヒロト)
「……?」
「瑠流のこと、迎えにいってくるよ」
「おーい、瑠流ー?」
「引かれた、絶対に引かれた。終わった」
「こんな所にいた…大丈夫だって。むしろ心配してたよ?」
「え?ほ、ほんと?」
「ほんと。だから大丈夫、落ち着いて、瑠流」
(頭ポンポン背中さする)
「〜〜〜っ。……ありがとうヒロト」
「うん。瑠流の保護者は俺だからね」
「子ども扱いしないでよ…もう」
(と言いながらヒロトの肩に顔を埋める)
体育館に戻って改めて挨拶を交わす。
その後に円堂に紹介される。
「意外なやつも来てるぞ」
「やぁ、円堂くん」「やっほー」
「?ヒロト、ルイル!」
「あら、私の名前まで覚えてくれてたのね。さすがキャプテン」