サッカー軸SSS


※ヒロト寄りなのに豪炎寺と虎丸が出しゃばる3期沿い!晴矢と風介も書きたいー!


***
虎丸の家をあとにする皆、その帰り道のこと。
「うーん、事情はわかったけど…」
「納得してなさそうだな」
「…。豪炎寺くんもそんな顔してるよ」
「…?よく分かるな。何考えてるか分からないって言われるが」
「む、昔からファンだったっていうのもあって、な、なんとなく」
「……ふっ」(本当に昔から俺のことを見てたんだなって可笑しくて、嬉しくて笑いがこぼれた感じ)
「(わ、笑った!)え…っと」
「あとは虎丸次第、ってところか」
「そ、そうだね」

ここから瑠流に対しても砕けた感じで接するようになる。瑠流もさほど緊張せず段々とチームメイトとして関わるようになる。

2022/11/19/Sat


***
瑠流がトレーナーとしてピッチに入っている様子を見ている豪炎寺。の、うしろから声をかけるヒロト。

「どう?豪炎寺くん。うちの瑠流の実力は」
「……」(じっと瑠流を見つめる豪炎寺)
(選手としての動きをまじまじと見つめている)
「……?おーい、豪炎寺くん?」
「あ、ヒロトか。なんだ?」
「(……)ううん、なんでもない。瑠流の事、宜しく頼むよ」

虎丸にサポートする瑠流。瑠流が頭を捻っているところに声をかける豪炎寺。

「奏条も気になるか、虎丸のこと」
「ご、ご豪炎寺くん!…あの子遠慮しすぎなのかなって。今までの試合とか練習を見てても、先輩を敬っている…というか自分の力をキープしてるような気がして」
「そうだな…。俺もそんな気がしている」
「そう。でもどうすればいいんだろう」

そしてヒロトに相談する話に繋がる。

2022/11/19/Sat


***
紅白戦 それぞれのチーム練習にて

「きゃーー!豪炎寺くーん!シュート決まってたよー!」

「………ここはアイドルのコンサートか何かですか?」
黄色い声を上げる瑠流にため息をつく目金
「熱烈なファン、って事なんだよね、恵那ちゃん」
隣りで見ていた恵那に秋が声をかける
「うん。サッカーが好きになれたのも、豪炎寺くんのおかげって言ってたよ」
「そうなんですね!…?でもなんで恵那さんが知ってるんですか?」
春奈が首を傾げる
「えっ、えっと。瑠流とはいろいろあってね、前からお友達だったの」
「えーっ!初耳です!」
面白いスクープだと食い気味に寄ってくる春奈に困ったなと苦笑いをする恵那
「今度瑠流も連れてお話するね」
「はい!お待ちしてます」

memo:3期の恵那たんと絡みたいよぉ

2022/11/19/Sat


***
3期の初対面豪瑠

「ほら瑠流、楽しみにしてたんでしょ、豪炎寺くんに会えるの」

自身の背中に隠れていた瑠流に声をかけるヒロト。

「〜〜〜っ。ご、豪炎寺くん。あの、フットボールフロンティアでの活躍、ずっと見てました、その前の、ジュニア大会も…」(ごにょごにょ)
「?確かエイリア学園のマネージャー、だったよな?」
「そ、そう!今は奏条瑠流っていう名前!あの時は、その、ご、ごめんなさい。今日から、マネージャーとしてよ、よよろしくお願いします!」
「ああ。よろしく」
「…………。」(自然と涙が流れる)
小さい頃から憧れておりエイリア学園の事もあったからこうして握手できるなんて思わなかった分気持ちが爆発した。
「…?え、」(突然泣き出す彼女に驚く豪炎寺)
「あーあー泣いてるよ、瑠流」(横から手で瑠流の涙を拭うヒロト)
「え?!あ…なんで。…ご、ご、豪炎寺くんご、ごめんなさいー!!!」(その場から逃げ出す)
「………」(突然の事でまだ状況が読み込めていない)
「あはは、ごめんね豪炎寺くん。根っからの豪炎寺くんファンなんだ。瑠流って」
「そう、なのか」
「エイリア学園の時も、豪炎寺くんのサッカーがあったから今の彼女がいるんじゃないかな…?」
(少し寂しそうに目を細めるヒロト)
「……?」
「瑠流のこと、迎えにいってくるよ」

「おーい、瑠流ー?」
「引かれた、絶対に引かれた。終わった」
「こんな所にいた…大丈夫だって。むしろ心配してたよ?」
「え?ほ、ほんと?」
「ほんと。だから大丈夫、落ち着いて、瑠流」
(頭ポンポン背中さする)
「〜〜〜っ。……ありがとうヒロト」
「うん。瑠流の保護者は俺だからね」
「子ども扱いしないでよ…もう」
(と言いながらヒロトの肩に顔を埋める)

体育館に戻って改めて挨拶を交わす。
その後に円堂に紹介される。

「意外なやつも来てるぞ」
「やぁ、円堂くん」「やっほー」
「?ヒロト、ルイル!」
「あら、私の名前まで覚えてくれてたのね。さすがキャプテン」

2022/11/19/Sat

prevtopnext